2014.07.27 SUN
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広報レポート<熱い夏の序章>

7回、HRの中田選手
試合終了後の様子

静かに振り返るところに自画自賛を感じられました。「難しいボールだったと思うよ」。逆転された直後の7回でした。1死一、二塁で打席に立った中田選手は、インコース高めのストレートに対して完璧に反応しました。打球は左翼ポール際へ一直線。しっかりと腕をたたんで弾き返したことで、ファウルにはなりませんでした。「これなら切れないと思った」。その瞬間、右手一本でバットを高らかに掲げ、ベンチに“ドヤ顔”を見せてからゆっくりと走り始めました。

パ・リーグを熱くする夏の序章となるべきイニングです。先頭で登場したのは代打・稲葉選手でした。右翼線へ痛烈な打球を放ち、今季初安打を二塁打で記録。ベンチの大きな拍手に迎えられ「ようやく開幕したね」と笑った41歳が打線に火をつけました。中田選手に続き、復帰2戦目のアブレイユ選手も左翼ポール際へ今季初アーチ。故障から這い上がったベテランと本塁打キングが攻撃に厚みを増してくれることでしょう。

栗山監督は常にこう話してきました。「翔とダイカンが打ち始めたら、必ずガーッといける。大型連勝できるとすれば、それ」。前半戦はお立ち台に2度しか上がっていなかった中田選手が、今カードの2勝とも決勝弾を記録し、ともにヒーローインタビューに応えました。指揮官の“構想”は現実のものとなりつつあります。夏の暑さを熱さに変える男。主砲がその存在感を見せつけるとき、上位追撃の号砲が鳴り響きます。

メンドーサ選手<5回1/3 94球 打者25 安打7 三振3 四球3 失点・自責点3>

先発のメンドーサ選手

「状態自体はいつもと変わらなかった。4回のピンチを抑えられたのは良かったけど、やっぱり6回だね。ランナーを貯めた状態でブルペン陣にマウンドを譲らなければいけなくなったのは残念。しっかりと切り替えて、次に向けて調整していくしかない。」

栗山語録

Q.大きな1勝
「きょうはすごく大きな意味を持つと思う」

Q.稲葉選手が初安打
「どこで出ても、打ってくれると流れが変わる。素晴らしいし、感謝している」

Q.アブレイユ選手も今季初アーチ
「いつか出るんだけど、やっぱりホームランを打つことで落ち着くと思う」

Q.中田選手が逆転弾
「体調も良くなってきている。元気になってくれると、こうやって勝ち切れるようになるよね」

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