2014.09.09 TUE
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
3
0
6
X
R
H
2
8
10
12

広報レポート<スーパースターたる所以>

4回、HRを放った中田選手
6回、タイムリーを放った中島卓選手

ヒーローインタビュー、そしてスタンドへの挨拶を終えてベンチ裏に入った陽選手を待ち構えていたのは、地元・台湾から詰めかけた報道陣でした。この日は陽選手の故郷・台東県の“冠ゲーム”。大きな仕事を終えて興奮冷めやらない男は、母国語での質問を受けて「ちょっと戸惑った」と苦笑い。日本では日本語で思考を働かせるようで、翻訳を繰り返しての返答だったといいます。台湾ではもはや誰も知らない人がいないとさえいわれるスーパースターは、スーパースターらしく大事な試合で結果を残して見せたのです。

中田選手の24号ソロと中島卓選手の適時打で同点に追いついた直後の6回1死三塁でした。「待っていた」と振り返るスライダーを完ぺきに弾き返すと、打球は大きな弧を描いて左翼席上段へ飛び込みました。2試合連続、自身のシーズン記録を更新する21号2ランは、試合を決める一発に。8回には無死一塁で右前打を放ち、1イニング6得点のビッグイニングをお膳立てしました。

陽選手だけではなく、一流選手と認識される男が何人もいるファイターズにおいて、先発マウンドに上がった中村選手は“次世代のスター”としての階段を確実に登っています。3回に先制2ランを浴びたものの、その後は我慢のピッチングを続けて失点を許さず6回2失点。この粘りが、打線の援護を引き出しました。マサルが投げれば負けない――。今季開幕から7連勝。先発で無傷の7連勝となれば、球団では96年の西崎幸広氏以来と“レジェンド”に肩を並べました。ホークス戦も今季3勝。クライマックスシリーズでもキラーとしての役割に期待が膨らみます。

中村選手<6回 125球 打者26 安打6/本塁打1 三振5 四球3 失点・自責点2>

先発の中村勝選手

「フルカウントになる場面が多かったですが、何とか粘ることができました。ただ、あの2ランはもったいないと思います。ああいう失点を防げるようにしないといけない。逆転してもらえたので、このままチームが勝てるように応援します。」

栗山語録

栗山監督

Q.本日は投打が噛み合っての勝利となりました
「なんといっても中村勝のピッチングだね。今日のピッチングは本当に価値がある。いつも言っているけれども、いい時ではなく悪い時にどう試合を作るかで途中からテンポも良くなってきた」

Q.打つほうも主砲の中田選手に一発が飛び出しました
「すごく嬉しかった。ホームランバッターがホームランを打っていなかったからね」

Q.首位ホークスとの3連戦、初戦に勝利を収めました
「やっぱり点差以上にやられる怖さがあるね。前回木佐貫はよく投げていたから勝たせてあげたいね」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート