2014.09.17 WED
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広報レポート<カギを握るベテランの力>

先発の木佐貫選手
9回、5点目本塁打を放った稲葉選手

ライオンズ打線に三塁を踏ませませんでした。低めにボールが集まり、走者を出しても次に進ませない。厚澤投手コーチが「きょうはベテランの投球術にお任せ」と評したように、木佐貫選手が8回途中でブルペン陣にバトンを渡すまで期待通りのピッチングを披露してみせました。初回、2回と先頭打者を出したものの、3回からはきっちりと抑えてペースをつかみ、7回2/3で109球を投げて無失点。チーム130試合目で今季初勝利を挙げました。キャンプでペースが上がらず、シーズン開幕と前後してインフルエンザに感染。4度目の登板で掴んだ“初日”に、喜びを爆発させました。

打線が初回に先制したことが、木佐貫選手にとっては大きな援護となりました。前日の試合では10安打を放ちながら、得点圏に走者を置いた場面で13打数無安打という“拙攻”に沈んだ打線が、この日は効率よく得点を挙げています。得点を挙げた4イニングは先頭打者が出塁(本塁打含む)し、残り5イニングは三者凡退。不思議な敗戦の翌日に、しっかりと立て直して逃げ切りを決めました。トドメは9回先頭で代打として登場した稲葉選手。内角へのボールを完ぺきにさばくと、打球は右翼スタンドへ飛び込みました。今季2号は、9月2日の引退発表から18打席目で生まれた“初安打”。「まだまだやれるという気持ちで練習することが大事」と満足そうに笑いました。

ライオンズ球団のはからいで、ビジターながらヒーローインタビューが2度行われました。木佐貫選手に続いてグラウンドに姿を見せた稲葉選手に、ライオンズファンのみなさんからも大きな歓声が沸きました。インタビューが終わり、敵地全体で起こる「稲葉ジャンプ」を、感慨深げな表情で全身で感じるシーンが印象的でした。公式戦は10月5日で終わりますが、その後も試合は続くはず。そこで頼りになるのは、“遅れてきた男”木佐貫選手や有終の美を飾ろうと挑む稲葉選手のようなベテランの力です。

木佐貫選手<7回2/3 109球 打者28 安打4 四球3 三振6 失点・自責点0>

先発の木佐貫選手

「初回に先制してもらい、楽な気持ちで投げることが出来ました。相手の小石投手が2回から立ち直った感じがしましたが、4回には同級生の小谷野選手のホームラン、6回には同じく同級生の赤田選手の犠牲フライと、中押しダメ押しで同級生に助けてもらいました。ピッチング面では初回、2回と先頭打者に出塁を許しましたが、3回以降は先頭打者の出塁を許さずいい流れでピッチングできたと思います。」

栗山語録

本日の栗山語録は、都合によりお休みいたします。

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