2015.04.11 SAT
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広報レポート<再挑戦に向けて突き進む勇気>

8回、2点目のホームを踏む中島卓選手

鹿児島県立鴨池野球場での公式戦は日本ハムファイターズ時代、1994年8月2日・3日に行われたオリックス・ブルーウェーブ戦以来。当時2連勝を飾ったチームの一員には現内野守備走塁兼作戦担当の白井コーチが在籍。柏原現打撃コーチも1980年8月に当球場でプレー経験があり、ダメ押しの本塁打を放っている記録があります。当時を懐かしくグラウンドを眺めていた柏原コーチは「あの試合はホームランを打ったら賞金が10万円出たんよ。だから打ったんよ。だけど、試合終わって貰ったら1万円だった」と笑いながら面白エピソードを明かしてくれました。

当時の流れを継承して連勝といきたいところでしたが、反撃は及ばずチームは7連勝でストップ。逆転のファイターズが形成されつつありましたが、流石に自ら作った流れを止めることができませんでした。昨季クライマックス・シリーズで敗れた相手ということもあり、「負け」への悔しさは倍増となってしまいました。

1回、2回と二度の満塁のピンチを凌いだ3回表の攻撃。9番・中島卓選手が左前打で出塁。すかさず今季4個目の盗塁を成功させ、西川選手の右前適時打で先制点を挙げました。ピンチを脱すると必ずチャンスが回ってくるのが不思議と野球の流れにあります。しかし、4回裏2死一塁。今宮選手がバットの先に当てた打球は一塁へ転がり、不運にも中田選手の手前でイレギュラーバウンド。頭上を越えていき、一塁走者は三塁へ。そのまま後続に適時打を許し同点に追いつかれてしまいました。

7回裏には上沢選手が唯一悔やしがった「先頭打者へのフォアボール」が失点につながり一挙3点を献上しました。攻撃の場面で併殺打が3つと7回に連続失策。無力ながら野球の流れには逆らうことができず、従うしかなかったようです。受身ではなく積極的にプレーした結果から生まれた失策ではありましたが、残念ながら関係ないようです。しかし、負け試合の中でも収穫はありました。3点を失った直後の8回表、中島卓選手の中前打と積極的な盗塁と走塁で反撃。怯むことなく、立ち向かっていく姿勢は今のファイターズの脅威につながります。

明日は熊本県へ移動し、ホークスとの戦いは続きますが、我々の戦い方は指揮官がいうように「明日は明日。今日は今日。毎日全力でプレーすること」を心がけるしかありません。今日で連勝はストップしましたが、これは始まりの合図でもあります。今日の失敗を糧にして、明日から前回を上回る連勝記録を目指して再び挑戦が始まります。

先発投手コメント

先発の上沢投手

上沢投手
<6回0/3 105球 打者31 安打10 三振2 四球1 失点4 自責点1>

「7回先頭をフォアボールで出してしまったことが良くなかったです。ピンチで代わってしまい、回を投げ切れなかったことは悔やまれるかなと思います。ただ、全体を通して打たれながらも粘ることができたので、悪いなりに良かったところもあると思います。もう少しゲームメイクをしたかったです」

栗山語録

「自分たちにできることをやるだけ。ミスはするもの。それを活かしていけるか。プラスにできるようにやっていく。いろんな思いがある中で、選手もいろんな思いを持ってやっている。大事な試合と言ってきたけど、上沢はよく踏ん張った。悪いことばかりではない。明日になったら全力で行くしかない。きょうの負けを活かせるようにしたい」

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