2015.05.31 SUN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
0
0
1
0
0
1
2
1
5
0
0
1
0
0
1
1
X
R
H
6
12
8
11

広報レポート<成長段階>

4回表、マウンド上の有原投手
今日のヒーロー、有原投手と近藤選手

大卒ルーキーの有原選手が今季2勝目をつかみ取りました。前回登板したホークス戦では乱調の5回6失点で黒星を喫しましたが、今回は力強い真っすぐを軸にドラゴンズ打線を打ち取りました。5回2失点ながら、最低限の仕事を果たしてくれました。初回の先頭打者に対して、いきなり四球を与え7試合連続となる先制点を許してしまいますが、野手陣がルーキーの頑張りを助けるかのように1回裏に一挙5点を返し、逆転に成功しました。

有原選手が「初回から全力で行ったんですけど、フォアボールで失点を許してしまいリズムを悪くしてしまいました」と振り返るように、立ち上がりは苦戦したものの、それ以降は自身プロ最速のMAX154kmを記録するなど、後続を真っすぐで押し切り、打ち取りました。厚澤投手コーチも有原選手の投球に対して「あっぷあっぷに見えるけど、この内容は必ず将来につながるはず」と成長を見据えるように話をしました。一年目の有原選手にとって、どんな内容であれ、必ず成長の糧となり、経験値として積み重ねられていくはずです。

試合後のヒーローインタビュー前には、有原選手が昨日の大谷選手の発言(明日は有原さんが勝ってくれると思います)に対して「またそれに関して聞かれますよね(笑)なんて答えたらいいかわからないんですけど」と照れくさそうにダグアウト裏で待機していました。明日本人と会ったとき何を話すのでしょうか。降板直後のロッカールームでも、ウェイトトレーニングを終えた上沢選手が「勝ち運ありますよね。でも、それは大事なことですよね」と笑いながら話をしていました。ルーキーの有原選手は新しい環境で戸惑いを感じることもあるかと思いますが、日数を重ねていくうちにチームメートとも打ち解けている様子です。チームメートでありながら“最大のライバル”であることは事実ですが、徐々に環境に慣れ、自然体でマウンドに上がる日も近いかもしれません。益々期待がかかります。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<5回 105球 打者23 安打5 三振3 四球3 失点・自責点2>

「今日は悔いが残らないような投球をしたかったので、初回から全力でいきました。球の走りは良かったんですけど、コントロールが荒れてしまい、フォアボールでリズムを崩してしまいました。球数が多くなってしまったことも反省点です。悪い流れを断ち切ってくれた野手の皆さんに感謝したいです。」

栗山語録

栗山監督

Q.逃げ切り勝ちでした
「ひとつ勝つのは本当に大変。みんな諦めずしっかりとやってくれた。ミスもたくさんあったけど、そういう悔しさをバネにしていくことが大事だし、そういう中できょうのような試合を勝ち切ったことに意味がある」

Q.有原選手が2勝目
「最初から目一杯いけと。あそこまでまっすぐで押せば、いろいろと見えてくる。やっとスタートに立ったなと思う。ああいうことができれば必ず勝てるはずだし、これで落ち着けるんじゃないかな」

Q.次はビジターでの6連戦
「これから1週間はDHも使えなくて、いつもとは違う戦いになる。全員使い切るつもりでやります」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート