2015.07.10 FRI
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広報レポート<1安打勝利>

岡選手
ヒーロー

7回までファイターズのスコアボードに「H」のランプが灯る事はありませんでした。ライオンズ岸選手は7回までノーヒットペースの好投、あと打者6人という所まで追い込まれました。但し、ファイターズも試合の主導権は決して譲りません。「心が折れそうになった」と語るファイターズ先発大谷選手の序盤のピッチングは2回までに47球の球数を要しますが、結果8回を投げ「0」の数字を並べます。正に投手戦という言葉が相応しい試合展開でした。

均衡を破ったのは8回裏の攻撃。先頭の近藤選手が低めの変化球をセンターの頭を越えるフェンス直撃の二塁打で初安打を放つと、この日6番の打順に入った陽選手が送りバントで手堅くランナーを進めます。続く岡選手がスクイズで値千金の先制点を奪い、これが決勝点となります。「結果しっかりと転がってよかった」と安堵の表情を見せるヒーロー、7回表にはライトへのライナーをダイビングキャッチで大谷選手の「0」をサポートすると、岸選手の「0」を打ち破る攻守に渡る活躍でした。

終わってみれば1安打での勝利。北海道移転以来、最小安打での勝利は2007年4月26日(木)千葉ロッテ5回戦の2本。その試合はダルビッシュ選手(現レンジャーズ)が9回を完封する試合内容でした。そして大谷選手は両リーグ通じて10勝1番乗りとなります。ファイターズとしてはダルビッシュ選手以来の快挙です。背番号11の存在感は日に日に増すばかりです。

先発投手コメント

先発の大谷投手

大谷投手
<8回 125球 打者29 安打3 三振10 四球4 失点・自責点0>

「全く意図していないボールがあって納得できないことが多かったんですけど、結果的にきょうは悪いなりに投げることができて良かったと思います。チーム的にも、個人的にも大きな1勝となりました。オールスター前の大事な試合、まずはひとつ取れて良かったです」

栗山語録

栗山監督

Q.オールスターまで残り5試合の初戦を白星で飾りました
「完全に押されていた中で、チームが諦めずに戦ってくれた。ああいう形で取れて本当によかったと思います」

Q.緊迫した投手戦となりました
「(今までの大谷選手の登板試合で)心配かけてる試合が多かったからね。本音で言えば、半分怖いモノもありましたし、序盤であれだけ球数が増えてどこまでいけるか心配しましたけど、投げていく中で翔平なりに修正してくれた。最低限の仕事をしてくれました。翔平も言ってたけど、ファンの皆さんの応援が力となりました。我々もひしひしと伝わったし、本当に感謝しています」

Q.近藤選手がチーム唯一のヒットを放ちました
「信用して出しているのでね。ノーアウトから長打は得点につながりやすい。本当によかったです」

Q.明日の先発・有原投手には何を期待しますか
「きょうも話す機会がありましたけど、チームに溶け込んでいる感じだね。明日は打たれてもいいので、臆することなくライオンズ打線に向かっていく姿をみせてもらいたいです」

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