試合情報

田中賢選手が3安打。ここまで苦しんできた中島卓選手も2安打。個人の結果だけをみれば「しっかり上がってきたな」と思えるかもしれません。しかし、ベンチで選手の動きに視線を注ぐ指揮官にとっては物足りなさが残るものでした。

「野球は点を取らないと勝てないゲームなんだから」。確かに打線がつながるかつながらないかは紙一重のところはあります。12日のタイガース戦のように2安打で勝つ日があれば、この試合のように5回まで9安打を記録しながらソロ本塁打の1点だけという日もある。「もっとできることがあるはず。チームにどう貢献するんですか、ということ」。勝てば何でもいいわけではない。栗山監督が求めるのは、チーム全体で同じ方向を向いてプレーするという姿勢です。

オープン戦残り6試合となり、仕上げや確認の段階に入っているからこそ、もどかしさが募ります。昨年はオープン戦最後の6試合を4勝2分で乗り切り、開幕ダッシュにつなげました。開幕から波に乗るためには、この1週間は重要です。残りはすべて鎌ケ谷、札幌ドームというホームゲーム。何とか立て直して乗り切りたいところです。

バース投手
＜5回 球数81 打者23 安打5 三振1 四球3 失点・自責点3＞
「スライダー、ツーシームはよく動いていたので、球自体は悪くなかったのですが、打たせて取るピッチングを心がけている中でフォアボールが多かったので、きょうに関してはまったく納得がいきません。（開幕に向けて）先ずはブルペンでの取り組みを重視して、低めにボールを集めることをだけを意識したいと思います。」

Q.バース選手は5回3失点
「前には進んでいる。悪くないんだけどね。ボールが悪くないのは間違いない。ただ、どういうものが本当のピッチングなのかが把握し切れない。それを探るし手を打つところは打っていく」