2016.04.03 SUN
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広報レポート<打倒ホークス(第1章)>

スリーランを放つレアード選手
ヒットを放つ中島卓選手

高々と上がった打球はファイターズファンが待つライトスタンドへ吸い込まれていきました。同点で迎えた6回2死二、三塁。この日、2打席目に中前打を放っているレアード選手がホークス武田投手の真っすぐを叩き、勝ち越しとなる3点本塁打を放ちました。東京ドームでの本塁打は通算4本目となり、球場との相性も抜群(お立ち台も3度経験)。お馴染の「SUSHIポーズ」で喜びをあらわにしました。

この回の攻撃には、いくつかプロの技が隠されていました。先ずは、先頭打者西川選手の選球眼。追い込まれながらも低めの真っすぐを見送る冷静さ。そして、ヒットエンドランのサインで遊撃手の動きを逆手に取り、三遊間へ転がした田中賢選手の巧みなバットコントロール。そして最後はファン全員が期待したホームランを放ったレアード選手の勝負強さ。一瞬の判断と極度のプレッシャーに打ち勝つメンタル。再三のチャンスを潰して、一時は流れが相手に傾きかけていましたが、選手の必死さが伝わり、一気に流れを引き寄せました。

ホークス直接対決での勝ち越しが、シーズン終盤でどれだけ意味を持つか。昨季は他球団との対戦成績はすべて勝ち越していましたが、直接対決は9勝15敗1分。したがって、優勝への道のりは直接対決での勝敗が‘カギ’となってきます。このホークス3連戦のスコア(1試合目○4-3、2試合目●3-4、3試合目○4-3)が意味するように、今季も接戦が強いられそうです。開幕戦で「今年は接戦は必ず勝ちたい」と声を掛けた田中賢選手の言葉を胸にチーム一丸となって戦っていけば自ずと勝ち越しも見えてくるはずです。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<8回 球数111 打者31 安打7 三振6 四球2 失点・自責点1>

「きょうはフォークボールを有効的に使えました。真っすぐよりも変化球の精度がよかったと思います。後半は少しボールが高くなってしまったんですけど、市川さんがうまくリードしてくれたので、なんとか粘ることが出来ました。(レアード選手の本塁打に対して)いつも良いところで打ってくれますし、守備でも助けられたので本当に感謝しています」

栗山語録

栗山監督

Q.有原投手が8回1失点の好投
「内容見ていても良かった。変な力みもなく、自分のボールが投げられていたね」

Q.レアード選手が逆方向への勝ち越し本塁打
「さっき会って『very clever』(賢いね)って伝えてきたよ。あの方向に打球が跳ぶようになるといいよね」

Q.昨年の覇者ホークスとの最初のカードを勝ち越し
「対等以上に戦えると思ってくれればいいよね。こちらにとっては非常に大きな勝ち越しでした」

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