2016.04.30 SAT
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広報レポート<“カウント2ボール”の差>

ヒットを放つ中島卓選手
ヒットを放つ淺間選手

今季のファイターズがなかなか跳ね返すことができないものがあります。それは「地の利」。ホームゲームで9勝4敗と貯金を5つ作っている一方で、ビジターでは4勝11敗と大きく負け越しています。この日の試合も先制されてから反撃の糸口すら作ることができずにゲームセットの声を聞きました。QVCマリンで苦戦する最大の要因は、慣れない強風の下でのピッチングを余儀なくされることでしょう。前日のメンドーサ投手に続き、風向きは正反対でもバース投手が自分らしさを披露することができませんでした。

手元で動く自慢のボールを思い通りに制御できなかったことを数字が物語っています。ストライクを先行させることができず、打者24人に対して初球ボールは16回。さらに、2球で2ボールになったケースが8回もありました。そうなると結果的にアウトにできても、リズムには乗っていけない。対するマリーンズ先発・スタンリッジ投手の2ボールスタートが打者30人で1回しかなかったことと比較すると、残念ながらこの試合結果もうなずけるものとなってしまいます。

3月4月は借金2。5月反攻を実現させるには、やはり開幕投手を務めた大谷投手のピッチングがカギを握るでしょう。カウント2ボールを減らせば、おのずとアウトの山は増えるはず。同一カード3連敗阻止、そして、月初めという大切な一戦に今季初勝利の期待がかかります。

先発投手コメント

先発のバース投手

バース投手
<4回1/3 球数97 打者24 安打7 三振3 四球5 失点・自責点5>

「フォアボールがすべてです。制球に苦しみ自滅しました。確かに風の影響もありましたが、もう少しマウンド上でしっかり投げられればよかったです。粘りのピッチングを心がけたのですが、リズムを作ることができず残念です」

栗山語録

栗山監督

Q チャンスで点が取れず厳しい戦いとなりました
「本当に色んなことがあった。心を整理する。何度も言うように、誰が悪いとかではなくて勝負するところで勝負できないということは勝つ確率が減ってくる。チャレンジャーとしてぶつかって行かないといけないことを受け止めて必死にやっていくしかない」

Q 淺間選手が復帰スタメンを果たしました
「結果がすべて。体は大丈夫なわけだから、がむしゃらにやってもらいたい。あの(4回の)三振には意味があったし、ああいう姿が大事なわけで、それが後々ヒットにつながってくる」

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