試合情報

3本の本塁打で快勝のファイターズ。その中でも最も大きな本塁打を放ったのはレアード選手でした。試合前、昨年の東京ドームでの試合に続き、セレモニーで車椅子の少年から花束を受け取りました。「彼のために打った」と語った一撃は外野の看板を直撃する推定150メートル弾、「今までのホームランで一番飛んだんじゃないかな」と振り返ります。2年連続で車いすの少年から花束を受け取り、今年もその声援を力に変えました。

一方スコアボードに「0」を並べたのは先発の有原投手。「真っ直ぐも変化球もいいところに決まってくれたので、今日はよかった」と語るピッチングは5回2死から与えた四球を反省するのみ。8回はボールがやや高くなり、ランナーを残した場面で宮西投手に交代となりました。それでも「絶対に抑えてくれると思った」という期待の通り、リリーフ陣が完封リレーを完成させました。

有原投手が東京ドームで登板したのは今日で3試合目。いずれの試合もレアード選手が本塁打を放っており、レアード選手にとって「先発有原投手」×「東京ドーム」は非常に相性のいい組み合わせです。しかも「車椅子の少年」から花束を貰った昨年はお立ち台に上がる大活躍。この三重にも及ぶ相性のよさは2年で7勝を献上している天敵ディクソン投手をも打ち破る結果となりました。

有原投手
＜7回2/3 球数105 打者29 安打5 三振9 四球1 失点・自責点0＞

「真っすぐも変化球もいいところに決まってくれたので、きょうはよかったと思います。（ブランコ選手の）フォアボールは2アウトを取ったあとだったので、そこだけもったいなかったです。最後も8回投げ切りたかったんですけど、抑えてくれた宮西さんに感謝したいです」

Q.有原投手が8回途中無失点で4勝目
「素晴らしかったね。テンポ、バッターに向かっていく姿、まっすぐ、本当に素晴らしかった」

Q.打線も3本塁打で4得点
「（ディクソンを）なかなか打てない中で、効率的に点を取って素晴らしかった。いいゲームだった」

Q.宮西投手をマウンドへ
「（有原の）完封もあったけど、ボールも良くなってきているし、絶対に勝たないといけない試合だったんでね」

Q.大谷選手がまた一発
「久しぶりに試合でああいう打球を見た。こういう結果を残しておいて、しっかり投げることが大事になってくる」