2016.05.17 TUE
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広報レポート<「打」と「投」が噛み合う一戦>

先制弾を放った大谷選手
今季初完投の有原投手

ファイターズが北海道に移転してから、北九州市民球場での試合成績は2勝1敗。前回は2012年4月11日(水)に行われ、稲葉選手(現稲葉SCO)の2本塁打7打点の活躍で「14対0」と大勝を収めていました。球場の広さは両翼92m、中堅119m。またしても、この地の利を生かしたのはファイターズでした。

試合が動いたのは初回でした。1死一塁の場面、打席には4試合連続本塁打を放っている大谷選手。デビュー14連勝と日本記録更新中のバンデンハーク投手のスライダーを逆方向に打ち返す先制2ランを放ちました。「いい感じで振れたと思います」と謙虚に振り返り、1981年ソレイタ選手が達成した5試合連続本塁打以来となる球団35年ぶりの快挙を成し遂げました。

打線の勢いは止まらず、続く3回にも陽選手の2ランが飛び出しました。数少ないチャンスを確実にモノにできたことが大きかったと考えられます。4回にも市川選手の左犠飛で追加点を挙げ、5回には中田選手の左犠邪飛とレアード選手の左前適時打でさらに2点を追加。4回に追撃を受けながらも直ぐに取り返すことができたことが、勝利の要因だったかもしれません。

投げては防御率1.15を誇る有原投手が今季初完投。4回に2点を献上したものの、ホークスの重量打線を5安打に抑え、ゴロの山を築きました。いままで5試合を投げてきた有原投手のクオリティースタート率(6回を投げて自責点3以下)は100パーセント。一時は腰痛で戦線離脱を余儀なくされましたが、今季無傷の5勝目を挙げ、巻き返しを図っています。バンデンハーク投手の連勝を止めた有原投手。これからは有原投手の連勝記録がどこまで伸びるのか注目です。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<9回 球数135 打者34 安打5 三振4 四球2 失点2 自責点2>

「カットボールをうまく使えましたし、市川さんのリードに助けられました。ゴロアウトも多くて、守ってくれたバックの皆さんに感謝しています。(怪我で)離脱して悔しい気持ちがあるので、これからどんどん頑張っていきたいと思います」

栗山語録

Q.有原投手が完投、投打が噛み合いました
「有原がいい形で立ち上がってくれた。先に点を取ってもいままで止まってしまうことがあったけど、2点を取ったあとにすぐまた2点を取れたことが大きい。みんながこの試合の重要性をわかっていたと思う」

Q.大谷選手を3番で起用して打者出場5試合連続本塁打
「調子のいいバッターにたくさん(打席が)回るようにと思った。その方が相手もいやかなと。(投手として)悔しい思いをしている中、チームになんとか貢献しようとしてくれている。それでいい」

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