2016.07.01 FRI
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
2
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
R
H
5
11
2
8

広報レポート<先ずは1勝…>

先発の高梨投手
ホームスチールを決める田中賢選手

9回最後の打者を三振で締めるとホークス打線から奪った三振の数は15個にものぼりました。先発のマウンドに上がった高梨投手は2回に3者連続三振を奪うと、4回、5回にはイニングを跨ぐ4者連続三振を奪い、7回を投げ切ると11個の三振の山を築いていました。本人は「終わってみて初めて気づいた」と無我夢中に投げ込んでいました。

15個の三振の数とは対照的に与四死球の数は「0」でした。高梨投手が「フォアボールがゼロだったことが一番大きい」と振り返るように、自らピンチを招くことは一度もありませんでした。先制点を挙げた2回直後も3者連続三振の凡退に抑え、3回、4回と加点した直後も走者を許しながらも後続を断ち切るピッチング。重量打線を擁するホークスに怯むことなく、キレのある直球と緩いカーブを駆使して相手打線を翻弄しました。

栗山政権初の8連勝を遂げたファイターズ。その強さの要因は先を見据えることに隠されているかもしれません。高梨投手が「3連戦の大事な一戦だった」と振り返れば、田中賢選手は「優勝するためにはホークスを倒さないといけない」と力強いコメントを残しました。8連勝への実感はなく、チームの状態はもの凄く良いとは言い切れないでしょう。ただ、チーム内に浸透していることは、このカードを3連勝するということ。試合後に笑顔を見せる選手は誰一人居ませんでした。全員が3連勝を目指して戦っている証拠です。このひとつの思いがチームの原動力になっていることは間違いなさそうです。

先発投手コメント

先発の高梨投手

高梨投手
<7回 球数98 打者26 安打5 三振11 四死球0 失点・自責点0>

「フォアボールがゼロだったことが一番大きいと思います。カーブを有効的に使えたのが理想的なピッチングにつながったのかなと思います。思い通りに投げられましたし、序盤に点を取ってくれたので気持ち的にも楽に投げることができました。3連戦の大事な一戦だったので、まだ試合は終わってませんけど、自分のピッチングができてよかったです」

栗山語録

Q.高梨投手が7回無失点
「素晴らしかった、本当に。ウチにとって大事な試合という緊張感がある中で、それでもバッターに向かっていった。最後まで必死さが出ていた。ボールが良かったというのもあっただろうけど、その姿を見たかった」

Q.監督にとって初めての8連勝
「初めてなの?ダメだね、ホントにすいません(笑)。というか、連勝は関係ない。(ゲーム差はあっても)まだ何が起こるかわからない。勝負しようと思ってここ(福岡)に来た。必死になって前に進むしかない」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート