2016.07.05 TUE
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広報レポート<下位打線は上位打線>

勝ち越しのきっかけとなった岡選手
チャンスを拡げるヒットを放つ中島卓選手

同点で迎えた7回。1死満塁の好機で打席に立ったのは2番・西川選手でした。狙いすましていた初球をしっかりと叩くと、打球は高く舞い上がり、前進守備を敷いていた中堅手の頭上を越えていきました。「(陽選手の敬遠で)燃えたっすよ!」。ひと振りでヒーローになった男は、上気した表情で喜びを爆発させました。その西川選手の適時打を生み出したプロセス。そこに連勝を伸ばし続けるチーム、特に打線の秘密が隠されているといえるのではないでしょうか。下位打線が上位打線になるーー。

7回の先頭打者は7番・岡選手でした。試合によっては1番も任せられるリードオフマン・タイプが、まずはしぶとく三遊間を破る左前打で出塁。続くのは今季リーグ3位の17犠打を記録している大野選手。ここでもしっかりと決めて1死二塁の形を作りました。そして、9番・中島卓選手に打席が回ります。たとえアウトになっても相手投手の球数を増やし、戦う気持ちを萎えさせるのが持ち味の男。自分の前で得点圏に走者が進んでいれば、自分がバントして簡単に1アウトを献上するケースではなくなる。出塁率も高いため、アウトが前提でない攻撃に加われば得点の可能性は広がります。その狙い通り中前打で出塁し、二、三塁に。そして、クリーンアップも打てる好調の1番・陽選手の敬遠四球、西川選手の勝ち越し打につなげました。そこからは本当のクリーンアップに回り、一気に5点をもぎ取るビッグイニングを作ってみせたのです。

中軸には一発を期待できる選手がそろっており、いわばどこからでも、どのような形ででも得点する方法を持ち合わせていることが、大きな強みになっているのは違いありません。2週間勝ちっ放しの11連勝。シーズン中にはチーム状態の波は必ずあります。ならば、最高潮であるときこそ勝てるだけ勝っておくのが鉄則。まだまだ休むわけにはいきません。

先発投手コメント

先発のメンドーサ投手

メンドーサ投手
<7回 球数74 打者27 安打7〈本塁打1〉三振1 四死球0 失点・自責点3>

「マウンドとの相性もよかったし、フォアボールを出さずにテンポのいいピッチングができたかな。打線の援護にも感謝したいし、チームが連勝しているなかで、最低限のピッチングができてよかったね。このまま勝ちきることを信じて応援するよ」

栗山語録

栗山監督

Q.西川選手の勝ち越し打、素晴らしい集中力でした
「そうだね。(連勝中の)流れの中に乗って行った方がいいときもあるし、同点に追いつかれた後のベンチの雰囲気がすごくよかった。遥輝の集中力もそうだけど、全員の思いが乗り移ったね」

Q.メンドーサ投手の投球を振り返って
「真っすぐが使えてたね。メンディーの場合は球数で見てないので、球が浮き始めていたし、フライも多くなってきてたからあそこで代えた」

Q.首位ホークスと5.5ゲーム差となりました
「早く上にあがって行って、上のところで競っていかないといけない。ホークスがどうこうじゃなくて、我々の貯金を増やすだけ」

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