2016.07.09 SAT
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広報レポート<投げさせて、しとめる>

レフトへヒットを放つ田中賢選手
投手強襲のヒットを放つ西川選手

3回以降は両チームともスコアボードに「0」が並びました。硬直した試合では、次の1点を取った方が主導権を握ることになります。リードしているチームが終盤に追加点を挙げれば、それは勝利に直結する。まさにそんな試合展開になりました。2点リードの8回2死。レアード選手が左翼席に24号ソロを叩き込むと、谷口選手が中前打で続いて市川選手が左中間を破る適時二塁打を放ち、緊張感が漂っていた試合に終止符を打ちました。粘っていた相手先発の息の根を止める2得点は、アウトになった選手の“陰のサポート”があったからこそ生まれたものでした。

この日の田中賢選手は追い込まれるまでまったく手を出しませんでした。1打席目、2打席目はヒット。5回の第3打席は7球投げさせて四球を選びました。序盤にリードし、先発・有原投手が抜群のピッチングを披露する中、淡白になりがちな打線にカツを入れ続け、8回にはアウトになったものの9球を投げさせて相手のスタミナを削ぎました。120球が近づき、ボールが高くなってきたところで、レアード選手がカウント2ボールからのファーストストライクをひと振りでしとめ、市川選手は初球打ちで突き放す。ベテランが4打席で28球投げさせたことが、最後の最後に効いたのです。

『ひとりの選手が派手に活躍し、その力で勝てた』という試合は、この13連勝中にほとんどありません。全員の働きが勝利に直結する。それこそ、ファイターズが快進撃を続ける理由です。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<8回 球数102 打者27 安打3 三振5 四球1 失点・自責点0>

「最初から飛ばして行こうと思ってたので、粘りながら投げることができてよかったと思います。ランナーを出してから粘れたのが大きかったです。真っすぐもよかったですし、チームの流れに乗って投げさせてもらいました。リードしてくれた市川さんにも感謝したいです」

栗山語録

栗山監督

Q.有原投手8回無失点の好投で13連勝
「素晴らしかったです。四球を与えると何かが起こってしまうけど、その前に覚悟をもって投げてくれた」

Q.8回レアード選手がダメ押し弾
「2-0からどこかで点をとらないといけない展開だから大きかったね」

Q.昨日は大野選手、本日は市川選手が活躍
「昨日(大野)奨太が2ホーマーで今日使わないのは普通はありえないよね。二人とも信頼しているし、疲れとかバランスとか色々なものを考えている」

Q.球団記録14連勝をかけて大谷選手が先発
「記録は大事だけども、目の前の試合を死に物狂いで取りにいく事にはかわりないね」

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