2016.07.11 MON
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広報レポート<ひとつの勝利>

先制ホームインの岡選手
タイムリー内野安打の中田選手

勝利のハイタッチを終え、監督室に戻った指揮官は物思いにふけっていました。しかし、連勝を伸ばした感慨に浸っているわけではありませんでした。「試合が終わったら次の試合のことで頭がいっぱいになる」。常にそう話してきたように、頭の中は明日どう戦うかをシミュレートしていたのです。「きょうはいつもより報道陣が多いね。そうか、みんな“記録”は好きだもんな」。そう話しながら試合後の取材に向かい、普段と変わらない表情で『きょうの勝利』を振り返りました。

普段通りプレーする。その積み重ねで連勝はついに15まで伸び、球団記録を塗り替えました。3回1死一塁で先制の適時二塁打を放った西川選手は「目の前の試合に勝てるようにやっている」と言い切ります。勝ち負けは結果として出るものであり、何よりも大切なのはその姿勢です。勝つためには全員が同じ方向を向いていなくてはならない。勝つことでさらに結束していく。プラスの循環によって、チーム力はどんどん上がっていくのです。

宿舎への帰路。歴史を作った一員となっても、バスの中で浮かれる者はいませんでした。きょうのピッチングを振り返る選手もいれば、あしたの相手先発の映像を見る選手もいる。そして、音楽を聴いてリラックスする選手もいる。いつも通りのルーティンで、次の試合に向かいます。地に足がついた戦いができる。“結果”として15連勝を挙げている2016年ファイターズの強さは、こういうところでも垣間見ることができます。

先発投手コメント

先発の吉川投手

吉川投手
<5回1/3 球数79 打者23 安打6 三振3 四球1 死球1 失点・自責点0>

「早いイニングで降板してしまい、申し訳ない気持ちしかありません。抑えてくれたリリーフ陣に感謝したいです」

栗山語録

栗山監督

Q.球団記録の15連勝
「自分としては実感がない。ただ、選手は一生懸命やっているし、負けない日が続いていることは選手の頑張りによるものだから、褒めてあげてほしい。自分としては必死にやっているだけ。『きょう勝って良かったな』と思っている」

Q.15連勝中、先発投手が11勝を挙げている
「先発に勝ちがついているのは、それだけ打線が早く点を取っているから。みんな頑張っている」

Q.打線に勢いがある
「シーズン通してみればいいときと悪いときがある。いまは岱鋼、賢介がいいし、レアードも上がってきた。翔は苦しんでいるけど、他のみんなが苦しんだときに、やってくれるはず。バランスよくいけている」

Q.ホークスに5ゲーム差
「これだけ勝っても5ゲーム差ある。貯金にすれば10ちがう。気を引き締めて向かっていくしかない」

Q.連勝を伸ばしたい
「オールスターまで2試合、必死に行く。勝たないと(選手は)成長しないと思っている。こういうときに成長してほしい」

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