2016.07.31 SUN
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広報レポート<トンネルを抜けると、そこは…>

タイムリーを放つ中田選手
ガッツポーズする陽選手

二塁ベースに到達した陽選手はガッツポーズを作って天を仰ぐと、両手で顔を覆いました。中田選手の適時二塁打で勝ち越しに成功した直後の6回2死一、三塁。初球を逆らわずに弾き返すと、打球は右翼手の頭を越えてフェンスに直撃しました。2人を迎え入れるダメ押し打には、感慨深いものがあったはず。5試合連続でノーヒット。実に25打席に及んで快音を響かせることができていなかったからです。「チームに迷惑をかけていた」。22戦20勝の快進撃を引っ張ってきたにも関わらず、突然の泥沼に落ち込んだことで自分を責めるしかありませんでした。もがき苦しんで迎えた26打席目。どれだけスランプに陥ってもスタメンラインナップから外れることが許されない男は、「7番」という打順で結果を出したのです。

陽選手と歩調を合わせるように、中島卓選手も7回先頭で中前打を放ち、22打席ぶりの安打を記録しました。好調を継続している岡、西川、大谷の3選手は上位打線に組み込まれ、いきなりの3点ビハインドを5球で同点に追いついてみせました。7月は21試合で17勝4敗と大きく勝ち越し、首位ホークスとの直接対決で5勝1敗。「勢い」だけで、これだけの結果が残せるはずはありません。沈黙していた選手たちがトンネルを抜け出し、再び戦闘態勢が整いました。いよいよ6連戦が続く過酷な8月に突入。頂点をもぎ取りにいく一ヶ月が始まります。

先発投手コメント

先発の加藤投手

加藤投手
<5回1/3 球数90 打者25 安打7 三振3 四球3 失点・自責点3>

「(初回)フォアボールから連打で打たれてしまい、前回の反省が生かしきれなかったです。ストライクゾーンで勝負していったんですけど、ボール球が多くなってしまいましたし、全体的にリズムが悪かったです。野手の皆さんに守ってもらい、(初回)すぐに追いついてくれたことに感謝したいです。(次回に向けて)しっかり考えて修正していきます」

栗山語録

栗山監督

Q.加藤投手が初回3失点するも、6回まで投げきる投球
「立ち上がりのボールは悪くないけど、コントロールできていなかった。苦しみながら0を並べてくれてチームのためによくやってくれた」

Q.初回5球で3点を追いつく猛攻
「すぐに返せたのは大きかった。三人(岡、西川、大谷選手)ともよくやってくれた。」

Q.中田選手の勝ち越し、陽選手のダメ押しタイムリーが飛び出す
「うちのチームが勝つには翔(中田)、ダイ(陽岱鋼)の状態が上がるのが絶対条件。上がってきているから勝負はこれから」

Q.ホークスといよいよ3ゲーム差
「この9試合(今週、来週、3週間後のホークスとの直接対決)が大事。去年はそう言って前に進めなかった。今年は本当に勝負できる」

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