2017.03.12 SUN
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広報レポート<懐かしい空気を吸って>

胸を躍らせて、里帰りしました。倉敷での一戦に感慨深く、臨んだのは岡選手でした。岡山を代表する高校野球の名門、倉敷商の出身。明大卒の経歴は、対戦相手だった楽天の星野仙一副会長と一緒です。そんな大投手の系譜を継ぐスケール感のある外野手、今季のファイターズの主力候補として凱旋しました。「高校時代は、この球場には自転車で通ってました」というほど、なじみもあり、現在へと至る原点になった思い出あふれる球場です。オープン戦とはいえ、特別な感情を抱いていたことと思います。

試合前に、岡選手を激励するゲストが現れました。倉敷市の伊東香織市長です。シートノック終了後に、球場内でほんのわずかな時間ですが対面することができました。市長は女性ならではの細やかな気遣いで、岡選手を迎えてくれました。鮮やかなスイートピーの花束をプレゼント。相手の楽天が秋季キャンプなどで利用することが多い倉敷市にとって、縁遠くライバルチームともいえるファイターズの岡選手を手厚く歓迎してくれました。ほか高橋コーチ、福島チーフトレーナーも岡山県出身。試合前の食堂には多くの関係者からの差し入れが並びました。ファイターズ側の左翼席にも多くのファンが、詰め掛けてくれました。高知出身の公文投手の家族ら、倉敷に比較的近い出身者を応援する多くの人たちに見守ってもらいました。

ご当地の主役だった岡選手が、ほんの1分程度の対面を終えた後です。試合準備のために去った後、伊東市長は本人には聞けなかったであろう質問をしてきました。「ちょっとはプロになってから、筋肉がついたんですか?昔から細かったでしょ」。まるで母親のような優しい微笑みを浮かべ、心配していました。入団してから着実に肉体面の課題を克服していること、練習熱心なことを伝えると喜んで聞いていました。伊東市長は「それなら安心ですね。体に筋肉さえ付けば、大選手になれると思うわ」と、うれしそうに太鼓判を押していました。今シーズンも岡選手を含めて2年連続日本一を目指すと、こちらが伝えると「(楽天と)どっちも応援します」と、いたずらっぽく返答されましたが、心の底からうれしそうでした。

岡選手は残念ながら、この日は3打数無安打に終わってしまいました。温かい歓声に身を委ねてのプレー楽しみ、周りの期待も実感したはずです。開幕前に、力水になった郷里での試合でした。

先発投手コメント

上沢投手
<4回 67球 打者16 安打2 三振1 四死球2 失点・自責1>

「今日はちょっと良くなかったです。ブルペンとマウンドの感じが違って、合わせるのに時間が掛かりました。調子も悪かったんですが2回、3回は抑えられたのは良かった。四球も出したので、悪い中でも試合のリズムを作らないといけない。そこが反省です。ただ変化球を使って、抑えられたことは収穫でした」

栗山語録

Q.先発・上沢投手が4回1失点、村田投手も2回無失点でした。
「結果も大事なんだけど、相手も(打線の)メンバーがそろっていない中で『これでいいのか』という不安もある。内容がしっかりしているのか、ちゃんとやっているんですか、と」

Q.若手選手たちの内容は
「すごいチャンスなんだから。どう活かしてくれるのかが大事。活かしてくれるものと信じている」

Q.週明けは札幌ドームでの3連戦
「元気出していくしかない。(オープン戦は残り)10試合。もう待ったなしだよ」

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