2017.07.03 MON
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広報レポート<ニューフェース>

二塁打を放つ大谷投手
盗塁を決める田中賢選手

キューバ出身の新助っ人がベールを脱ぎました。ヤディル・ドレイク選手。27歳とまだ若い、起爆剤です。獲得へと尽力したチーム統轄本部の見立てでは一定のミート力を持ち、一発長打もあるという右打者です。今シーズンはメキシカンリーグでプレーして打率3割8分5厘、14本塁打とハイアベレージを残していました。

日本の野球に順応しそうな資質を、早くも垣間見せました。6月30日に来日。イースタン・リーグではまだ2試合しか出場していませんが、抜てきされました。栗山監督は、高ぶる気持ちをさらにあおるような起用を展開しました。「1番・右翼」で、デビュー戦に投入したのです。明るい性格で試合前から物怖じせずに、1軍選手たちの輪に加わっていました。ファームでも英語がやや不得手ですが、笑顔を絶やさずに選手たちと積極的にコミュニケーションを取っていたということです。用具はすべてそろっていませんでしたが、それを知った新しい仲間たちがバットなどを「カンパ」されるサポートも受けて、この日にこぎつけたのです。

勤勉さも兼ね備えています。2軍での試合出場後は、自主的に特打を行っていたそうです。日本での成功にかける意欲にあふれているのでしょう。近年ではアブレイユ、ミランダとキューバ出身選手はいましたが、ドレイク選手の人柄に触れた球団関係者は一様にタイプは違うといいます。ファームのスタッフは「すごく明るい。しかもまじめです」と、野球人としての横顔に太鼓判を押していました。食事の好き嫌いもないそうで、ノンストレスで野球に集中できそうな条件も整っています。

4打数無安打に終わりましたが、新加入したドレイク選手は一息つきました。「こんなに熱狂的な応援は初めて。世界一じゃないかな。うれしかった。1日終えて、緊張が取れたよ」と、ファンの方々の後押しにも感謝していました。この試合では、大谷投手もスタメンに名前を連ねました。新しい風が吹くような要素が、大敗の中にもありました。低迷から脱却できずに一進一退の展開がいまだ続いていることは、紛れもない事実です。ただ懸命にトンネルの出口は、全力で探しています。それも紛れもない事実です。苦しく、厳しいですが、また明日から再出発します。

先発投手コメント

先発の高梨投手

高梨投手
<6回 113球 打者28 安打8〈本塁打1〉 三振3 四球2 失点・自責5>

「ムダなフォアボールを出してしまったのとホームランもそうなんですけど、2ストライク追い込んでからの決め球が甘く入ってしまいました。決め切れなかったことが反省です。チームが逆転してくれることを信じてしっかり応援します」

栗山語録

栗山監督

Q.新加入したドレイク選手を起用しました
「積極的に振りに行ってるのでね。早く慣れることを信じます」

Q.約3ヶ月ぶりに大谷投手がスタメン出場しました
「なかなか実戦の数が少ないのでね。色んな課題があるなか、計算どおりに進んでいる」

Q.一軍合流した井口投手と上原投手も早速登板しました
「ごらんのとおり。今までやってきたことを出してもらいたいと思っている」

Q.明日からの戦いに向けて
「シーズン半分折り返してきているので、大きなきっかけを作れるよう必死にやっていく」

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