2017/09/15(金)チーム

飯山裕志選手引退のお知らせ

北海道日本ハムファイターズの 飯山裕志選手が本日9月15日(金)、札幌市豊平区の球団事務所で記者会見を開き、今シーズン限りでの引退を表明しました。なお引退セレモニーは10月3日(火)のオリックス・バファローズ戦(札幌ドーム)にて実施を予定しております。

飯山選手は、れいめい高(鹿児島)からドラフト4位で1998年に日本ハムファイターズに入団。ファイターズ一筋で20年となる今シーズン限りで、ユニホームを脱ぐ決意を固めました。最大の特長である堅実な守備力を武器に、北海道へ本拠地を移転した2004年以降のチームの躍進を支えてきた1人です。この日の会見では「飯山裕志は今シーズンをもって引退させていただきます。今は『やめるんだな』という気持ちです。正直、年数を重ねて毎年のように(引退は)考えていました」と胸の内を明かしました。

入団からファームで地道にレベルアップを図り、2001年に1軍初出場。初の開幕1軍切符をつかんだ2005年に42試合出場を果たして頭角を現すと、翌2006年から1軍に定着しました。内野全ポジションを務めることができる稀有な持ち味を生かし、歴代の指揮官から重用されました。「ファインプレーはしたことがないです。普通のゴロをさばいてきただけです。守備は10割を目指せるものなので」。その美学の下で、主に要所で投入される守備固めで、ほか代走などで貴重な戦力として機能しました。2007年に自身シーズン最多105試合出場を果たすなど、2006年の44年ぶりの日本一、2007年に球団史上初のパ・リーグ連覇を語る上で、欠かせない1人でした。

ファンの脳裏に刻まれる鮮烈な活躍もしました。2010年にプロ初本塁打をマーク。プロ入りから13年目での初本塁打は、野手では史上2番目に遅い記録でした。今後については「今、1つの夢が叶って、消えてしまったところ。もう少し時間をかけて考えていきたい」と肩の荷を下ろしました。2012年の日本シリーズ第4戦ではサヨナラ安打を放つなど、いぶし銀の勝負強さを発揮しました。ファンの方々へ、感謝の思いを伝えました。「本当にヘタクソで、非力で、不器用な選手を応援して下さってありがとうございました」。記憶にも記録にも残るオンリーワンの名バイプレーヤーとして、現役生活を完全燃焼しました。

一問一答

Q)引退の決断にいたる経緯は
A)一番の原因となったのはケガをしたこと。1年間、1軍でプレーできなかったことですね。チームに迷惑を掛けてしまったことが一番の原因です。

Q)誰に最初に決意を伝えたのか
A)お父さんです。「オレ、辞めるわ」と。「よう、頑張ったな」と返してくれました。

Q)ファイターズ一筋で20年
A)高校の時から目を掛けてもらいました。東京にいるころはヘタクソだったのに面倒を見てくれて、感謝の思いしかないです。

Q)遅咲きのプロ初本塁打も、日本シリーズでのサヨナラ安打もあった
A)偶然の産物。偶然の産物でしかありません。

Q)後輩たちへ伝えたいメッセージは
A)年齢は違えど、同じプロ野球選手。昨年、今年とファームにいる期間が長かったですが、僕のように時間がかかっても、これだけ長くやれるということは伝えたいです。

【経 歴】

鹿児島・れいめい高-日本ハムファイターズ・北海道日本ハムファイターズ(ドラフト4位、1998-2017)

【年度別成績】

年度 所属球団 試合 打席 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
2001 日本ハム 7 3 3 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 .000
2003 日本ハム 4 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
2005 北海道日本ハム 42 33 31 3 7 3 0 0 2 1 0 1 1 0 11 .226
2006 北海道日本ハム 86 107 92 12 13 1 0 0 3 2 6 0 7 2 26 .141
2007 北海道日本ハム 105 55 49 16 15 3 0 0 7 3 1 1 4 0 14 .306
2008 北海道日本ハム 74 54 49 3 8 2 0 0 2 0 2 0 3 0 13 .163
2009 北海道日本ハム 76 41 36 14 12 0 0 0 1 2 4 0 1 0 5 .333
2010 北海道日本ハム 72 160 137 12 30 0 0 1 12 2 15 3 5 0 40 .219
2011 北海道日本ハム 99 194 169 9 31 0 2 0 7 3 22 1 2 0 35 .183
2012 北海道日本ハム 85 74 68 7 12 1 0 0 2 1 4 0 1 1 17 .176
2013 北海道日本ハム 56 29 26 6 4 1 0 0 1 0 1 1 1 0 9 .154
2014 北海道日本ハム 84 62 51 10 11 2 0 0 4 0 6 0 5 0 15 .216
2015 北海道日本ハム 75 29 24 4 6 2 0 0 4 0 4 0 1 0 6 .250
2016 北海道日本ハム 36 3 3 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 2 .333
2017 北海道日本ハム 9 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 .000
  通算 910 848 742 98 150 16 2 1 45 15 65 7 31 3 196 .202

2017年9月15日現在

【主な記録】

  • 初出場…2001年7月31日オリックス21回戦(札幌D)5回、遊撃手
  • 初安打…2005年4月12日西武5回戦(インボイス)5回青木投手から、遊二塁打
  • 初打点…2005年4月6日東北楽天2回戦(いわき)9回谷中投手から
  • 初本塁打…2010年8月20日埼玉西武18回戦(札幌D)9回シコースキー投手から(358打席目)
  • 日本シリーズ…出場4回(2006、2007、2009、2012)
  • 日本シリーズサヨナラ打…2012年10月31日vs.読売第4戦(札幌D)12回西村投手から

【フォトギャラリー】

1997年12月に行われた新入団発表
プロ初本塁打が貴重な同点3ラン
小谷野選手がこぼした球をナイスキャッチ
日本シリーズで延長12回サヨナラ打を放つ
堅実な守備で投手陣をバックアップ
2016年優勝パレード 矢野選手と手を振る

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