北海道日本ハムファイターズは11月16日(金)、千葉県鎌ケ谷市の球団事務所で新任の原田豊ファーム総合コーチ、矢野謙次チーム統轄本部特命コーチの就任会見を行いました。栗山英樹監督も同席の下、それぞれ所信表明しました。原田コーチは、荒木大輔ファーム監督兼投手コーチと連携をして若手育成の陣頭をとります。矢野コーチは来シーズン、業務提携先のテキサス・レンジャーズの協力も得て、米国でコーチ修行をする予定となっています。

先立って、栗山監督は期待の言葉を並べました。
「原田コーチは、プロ野球選手としての経験こそないものの、プロはそれでいいのかという疑問を投げかけ、高校、社会人と培った指導経験を存分にいかしてもらいたい。矢野コーチは、すぐにでもコーチとしてやってもらいたいが、日本とアメリカのいいものを日本に戻ってきたときに選手達へ伝えてもらいたい」。

原田コーチは、スカウトからの配置転換です。プロ野球では選手、指導者としての経験はありませんが、アマチュアでは高校、社会人のカテゴリーで監督を務めたキャリアを持っています。「1軍で活躍できる選手の早期育成すること、荒木監督のサポート役ならびに専門分野のコーチ陣の調整役として役割を全うしたい」と誓いました。

今シーズン限りで現役を引退した矢野コーチは、第二の人生のスタートラインに立ち意欲十分でした。「アメリカがこれまでどういうことをしてきたか、またどういうことを取り組んでいくのかを感じてきたい。そしてファイターズに戻ってきたときに、分かりやすく選手に伝えたい」と、チームへと還元することを約束していました。