2018/12/18 (火)
コミュニティ

鍵谷投手、玉井投手ら6選手が被災地を訪問

北海道日本ハムファイターズの鍵谷陽平投手玉井大翔投手、読売ジャイアンツの吉川光夫投手、石川慎吾選手、中日ドラゴンズの谷元圭介投手、大野奨太選手が12月17日(月)、北海道胆振東部地震の被害を受けた厚真町、安平町、むかわ町を訪れ、子どもたちと交流しました。
北海道胆振東部地震の被災者らの力になりたいと考えた道産子の鍵谷投手と玉井投手が声を挙げ、過去ファイターズに在籍し、同じ思いを抱いていた4選手も趣旨に賛同し、活動に参加してくれました。

まず、6選手は安平町早来地区の仮設住宅を訪問。鍵谷投手は仮設住宅の入居者に「寒くないですか。一緒にがんばりましょう」などと温かい言葉をかけていました。その後、写真撮影なども行い、住民の方も明るい表情を見せていました。
さらに、地震の影響で校舎が使えず、早来町民センターで学習している早来中学校の生徒をサプライズ訪問。6選手は生徒たちと談笑しながら給食を食べて、交流を深めていました。
昨季までファイターズでプレーしていた大野奨選手は「子どもたちの元気な姿を見られて良かった。明日からまた頑張ろうという気持ちになってくれたらうれしい」と話し、鍵谷投手は「球団の垣根を超えて、北海道のためにみなさんが集まってくれて感謝です。地震の時はすごく揺れて怖かったという生徒もいたけど、今はすごく前向きで、僕らも元気をもらいました」と頬を緩めました。
全校児童約90人が迎えてくれた上厚真小学校では、選手が児童とキャッチボール、かけっこ、縄跳びなど体を使って交流しました。谷元投手は「みんな縄跳びが上手ですね。僕らチームは違いますが、野球をやることで勇気や希望をみなさんに届けられたらいいなと思います」と伝えました。
その後はむかわ町に場所を移し、近隣4町の小学生と中学生対象の野球教室をそれぞれ行いました。選手たちはキャッチボールのときのステップの仕方や、バッティングのコツなどを子どもたちにアドバイスしていました。
「お世話になった北海道に何か恩返しがしたい」と集まって被災地訪問した6選手。憧れの選手たちと間近で話し、感極まる子どももいました。吉川投手は「子どもたちと触れ合えて良かった。みんなが元気を出して頑張っている姿が印象的でした」と感想を語りました。玉井投手は「皆さんの元気な姿を見て安心しました。でも、仮設住宅の方の話を聞いて、今後に不安を持っている人もまだいらっしゃると分かりました。僕たちができることは今後もやっていきたい」と被災地復興へ向けて、力強く話していました。

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