2022/11/16 (水)
チーム

国頭秋季キャンプを打ち上げ

北海道日本ハムファイターズは11月16日(水)、沖縄県国頭村の「かいぎんスタジアム国頭」で行っていた秋季キャンプを打ち上げました。シーズン終了後にトレードで加入した齋藤友貴哉投手山田遥楓選手江越大賀選手や10月のドラフト会議で3位指名された加藤豪将選手、更には新しく就任した建山義紀投手コーチ、八木裕打撃コーチ、森本稀哲外野守備走塁コーチら、新たな顔ぶれも加わり、充実した表情で各々のレベルアップとチーム力の強化に汗を流しました。

キャンプの様子01

キャンプの様子02

これまでも新たな練習法を考案し、選手に変化を与えてきたBIGBOSS(新庄剛志監督)は、秋季キャンプでは打者走者が一塁ではなく三塁に逆回りで走る練習メニューを導入しました。走り打ちになりやすい左打者と重心が後ろに行きやすい右打者に、逆転の発想と感覚を探らせました。パワーが持ち味の江越選手は「力感なく上手くバットのヘッドを使った打撃ができている」と手応えを口にし、「今までは強く振ることを意識していたが、全く違うというか新しいことに取り組めた」と新スタイルで打撃開花を予感させました。

キャンプの様子03

キャンプの様子04

奇抜な練習メニューとは反対に、全体練習は守備練習のみとする「ディフェンスデー」も設けられ、徹底した反復練習で守備力を鍛えました。今季リーグワーストとなる86失策を記録した守備を立て直すべく「球際の強化」を目的に、疲労の中でも正確性を求めました。「このトレーニングがシーズン中に生きてくる」と話した指揮官は、「体力的にも筋力的にもオフにリセットするのはもったいない。休んだ人間と休まなかった人間で差が開いてくるという気持ちでやってもらいたい」とシーズンオフも、選手個人個人の追い込みを求めました。

キャンプの様子05

キャンプの様子06

最後の手締めを任されたのは、「新しいことばかりですごく楽しかった」と日本での初キャンプを振り返った加藤豪将選手。数日前に指名された時は手締めの意味を知らず「Googleで調べた」とジョークを混ぜながら、考えた挨拶を述べました。「手締めには『一つのドアを閉めて、一つのドアを開ける』という意味がある」と話し、みんなに覚えてもらいたい英語があると続けました。「Believe in yourself. 自分を信じること。Believe you are the best. 自分が一番だと信じること。Believe in your teammates. チームメイトを信じること。 Believe we can be champions. 世界一になれると信じること。次のドアを大きく開けるために、この秋季キャンプを締めたいと思います」。自身の思いをチームに共有し、国頭の空に一本締めを響かせました。

キャンプの様子07

キャンプの様子08

「来年は2位も6位も一緒です。日本一だけを目指してぶれずに戦っていきたい」と力強く強く宣言した新庄剛志監督率いるファイターズ。舞台をES CON FIELD HOKKAIDOへ移し、新時代を迎えます。個人の飛躍と日本一を目指す勝負の2023年に向けて、既に競争は始まっています。

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