北海道日本ハムファイターズのマスコット、フレップとポリー、そしてB・BによるSC活動<EZOlogical>の本年度の活動が終了しました。昨年に続き、北海道に生息するヒグマやエゾシカの生態や、顕在化する人間社会との共生の課題について学ぶ機会を、小学生から大学生まで合計250名に提供しました。
EZOlogical(エゾロジカル)とは・・・
キタキツネ(フレップ)・エゾリス(ポリー)・クマ(B・B)と3つの異なる種類がファイターズのマスコットとなっていることが象徴するように、北海道には多様な動植物が生息し、豊かな生態系を形成しています。一方で、私たち人間の生活様式が及ぼす影響はこの北海道の自然においても例外ではなく、動植物と人間の間には色々な問題が潜んでおり、それらの問題は、私たちの食、観光資源としての自然など、私たち自身や次の世代に返ってきます。そこで、このマスコット3体が立ち上がり、自然の動植物との共存や環境問題の啓蒙活動などを行っています。
今年度は、B・Bが北海道立総合研究機構(道総研)と協働でセミナー<B・Bといっしょにのぞいてみよう ヒグマのくらし>を6月18日(土)に開催。フレップは、北海道環境生活部自然環境局野生動物対策課との協働で<フレップと一緒に学ぶエゾシカ出前講座>を道内4か所の学校に赴いて実施いたしました。
江別第二中学校、釧路短期大学、函館短期大学付設調理製菓専門学校、岩見沢北村中学校でそれぞれ開催し、いずれもフレップと共に道庁職員による座学を受けていただきました。
くわえて、江別第二中学校ではエゾシカ肉のしゃぶしゃぶの試食、函館短期大学付設調理製菓専門学校では実際のシカの解体のデモンストレーションとそのお肉を使った調理実習、岩見沢北村中ではエゾシカの角などを使用したクラフト体験など、座学のみならず、実際の資源の有効活用を体験しました。
6月18日(土)、札幌市中央区の紀伊国屋書店札幌本店にて行われた北海道立総合研究機構(道総研)主催のセミナーにB・Bもゲスト参加。事前募集で集まった約50名の小学生とその保護者に対し、道総研の白根ゆり研究員とB・Bが、「ヒグマとはどのような動物なのか」、「私たち人間と共存するためにどのようなことが必要なのか」などをおよそ40分に渡ってわかりやすく解説しました。