中日ドラゴンズから北海道日本ハムファイターズに移籍したアリエル・マルティネス選手が3月24日(金)、エスコンフィールドHOKKAIDOで入団会見に臨みました。「すばらしい球場で、すばらしいファンの前でプレーできることが幸せ」とファイターズでの活躍を誓いました。

背番号2のユニフォームに袖を通したマルティネス選手は、ファイターズの印象について「チーム内での競争が激しい。自分のレベルアップのためにもいい環境」と話し、「背番号に恥じないプレーをしたい。一番のこだわりは試合に出つづけること」と意気込みました。

会見に同席した新庄剛志監督は、キューバ代表でのプレーをみて「打席での雰囲気がとてもいい。守備ではキャッチャーとしても素晴らしかった。チーム内の競争が激しい分、とても悩ましい」と評価し、ドラゴンズでは主に外野手として出場していた新戦力について、複数ポジションでの起用も視野に入れました。一方「プロの世界は結果が出なかったらグランドに立てない。自分で勝ち取ってほしい」とチーム内での競争を通した成長に期待を寄せました。

新庄監督から愛称を聞かれたマルティネス選手は、「グワチョ（優れたカウボーイ）」を希望。「北海道のファンに早く覚えてもらえるように、笑顔で頑張りたい」とファンから親しまれる人間性が垣間見えました。

オープン戦15試合で15本と12球団トップの本塁打数を誇る打線に、さらに厚みが増す新戦力が加入。「優勝しか目指さない」と指揮官が語るシーズン開幕に向けて期待が膨らみます。