北海道日本ハムファイターズは北海道開幕戦となった3月29日(火)のオリックス・バファローズ戦（札幌ドーム）で、北海道余市町出身の宇宙飛行士、日本科学未来館館長の毛利衛さん（68）に始球式を務めていただきました。

1992年にスペースシャトルエンデバーに搭乗し日本人2人目の宇宙飛行士となった毛利さんは、NASAの訓練服でマウンドへ登場。大きく振りかぶると伸びのあるノーバウンド投球で吉田正選手から空振りを奪い、両手を突き上げてガッツポーズを見せました。野球は小学校以来ながら、力強いボールにスタンドからは惜しみない拍手が送られ「プロ野球のどの投手も憧れる舞台。感激ひとしおです」と笑みをたたえられました。

今回、毛利さんをお招きしたのは2016年、本拠地・札幌ドームで行われる主催試合のテーマを「FIGHTERS GALAXY BASEBALL」と設定し、「壮大な宇宙」をイメージした演出、装飾を展開していくことに基づくもの。セレモニーでは発光体をつけたドローンが暗転したグラウンド内を飛行し、宇宙空間を想起させる幻想的な雰囲気が場内を包みました。
開場時には2004年から続けている選手、監督、コーチによるウエルカムハイタッチでご来場者をお出迎え。手のひらから伝わるファンの皆様の期待を感じ取り、満員で膨れ上がったスタンドの雰囲気にも後押しされ、10年ぶりの日本一へナインはいっそう思いを強くしていました。