本日6月7日(火)、北海道日本ハムファイターズは旭川スタルヒン球場における広島東洋カープ1回戦で、幼少期を旭川市で過ごし、キャリア303勝という偉大な功績を残したヴィクトル・スタルヒン氏の生誕100周年を記念した〈スタルヒン氏生誕100周年記念試合〉を実施いたしました。

栗山英樹監督は球場に到着すると、まずスタルヒン像のもとへ向かいました。花を手向け黙祷。そして2杯のコーヒーを両手に持ち、1杯はスタルヒン像へ、もう1杯はスタルヒン氏の顔を眺めながら自身で飲み干しました。数分間続いた無言の会話が終わると、指揮官は引き締まった表情となりました。その後、栗山監督、ヴィクトル・スタルヒン氏のご長女ナターシャ・スタルヒン氏、西川将人旭川市長が記念のアオダモ植樹を実施しました。「プロ野球をこれまでにされた恩人。その思いを引き継いでプロ野球の面白さ、感動を伝えていける様に頑張りたい」と同氏の功績を称えると共に、野球人としての思いを語りました。

長女のナターシャさんによる始球式で幕が開けたこの試合は、「スタルヒン生誕100周年記念 2016年6月7日 F-C」という刻印入りボールを使い、選手たちは精一杯のプレーをここ旭川スタルヒン球場で披露します。先発の有原投手が7回2失点の好投をしたものの、2－3とファイターズは惜敗。試合後にはスタルヒン氏がキャリア303勝を記録した事にちなんで合計303球サインボールを投げ込むファンサービスを実施して記念試合を締めくくりました。