北海道日本ハムファイターズは8月15日(月)、ファームが札幌市円山球場で北海道社会人・大学選抜チームと交流試合を行い、3-2で勝利を収めました。北海道社会人・大学選抜には昨年の初対戦で2-3と敗戦。今年も1点を争う接戦となりましたが、北の聖地・円山に詰め掛けた1,763人の前でプロの意地を見せました。
本塁クロスプレーは間一髪アウト
8番遊撃で先発出場した平沼選手の打撃
ファイターズの先発マウンドは室蘭シャークス出身の2年目左腕、瀬川隼郎投手。昨年は8回から登板して逆転打を浴びる苦い思いをしただけに、同じ轍は踏まないと2回までに4三振を奪う気迫のこもった立ち上がり。プロ入り後最長となった6回に犠飛で1点を失いましたが、リードを保った状態で後続にバトンを渡し「一人ひとり全力で抑えにいきました。長いイニングを投げられて(与えられる)ポジションが増えるに越したことはないので」と7安打1失点の投球を振り返りました。
先発して6回1失点に抑えた瀬川投手
熱心なファン1800人ほどが内野スタンドを埋める
打線は2回に宇佐美塁大選手、3回に石川亮選手が左翼へソロ本塁打を放ちましたが、小刻みな相手の継投の前に連打が出ない状況が続きました。ようやく7回に1死満塁とチャンスをつかみ、再び石川亮選手の左犠飛で追加点を奪うと、瀬川投手の後を受けた田中豊樹、石川直也投手が相手の反撃を1点にしのいで逃げ切りました。
2回に先制ソロを放ち三塁を回る宇佐美選手
石川亮選手が3回にソロ本塁打で追加点
この試合は昨年ファイターズが「NPO法人北海道野球協議会」に加盟し、全国で初めて地域のアマ野球組織に加わって若年層の野球人口増などの振興策に取り組むことの一環で行われました。北海道社会人・大学選抜はファイターズを上回る9安打、無失策と攻守に渡って収穫の多い試合内容。加藤徹監督は「球際の強さや(打撃で)ミスショットしないのはさすがプロ。きょう体感したことをそれぞれのチームに持ち帰り、今後の成長につなげたい」と話していました。
1点差を守り切りベンチ前でハイタッチするファイターズ
試合後にミーティングを開く道社会人・大学選抜
最後に全員で記念撮影
8月15日(月)
北海道日本ハムファイターズ vs. 北海道社会人・大学選抜
札幌市円山球場
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
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道社会人・大学 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 9 | 0 |
北海道日本ハム | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | × | 3 | 6 | 2 |
バッテリー
■道社会人・大学
平良、夏井、下川原、清原、鈴木-井川
■北海道日本ハム
瀬川、田中豊、石川直-石川亮
本塁打
■道社会人・大学
増川
■北海道日本ハム
宇佐美、石川亮