2016/09/30 (金)
プレスリリース

武田勝投手引退セレモニーを実施 涙のラスト登板は3球三振で有終の美

北海道日本ハムファイターズはレギュラーシーズン最終戦となった9月30日(金)の千葉ロッテマリーンズ25回戦(札幌ドーム)の試合後、今シーズン限りで11年間の現役生活にピリオドを打つ武田勝投手の引退セレモニーを開催しました。

武田勝投手は2015年10月4日(土)マリーンズ戦(QVCマリン)以来、先発で今シーズン初めて1軍マウンドに上がりました。大歓声が耳に届くとポーカーフェイスが崩れて涙をこらえながらの投球。先頭打者の清田選手を2球で追い込むと、最後は127キロのストレートで空振り三振を奪い、通算244試合目の登板を最高の形で締めくくり。宮西尚生投手、谷元圭介投手ら出場選手登録を外れた後輩たちは、バックネット裏のスコアラー席で「11年間お疲れさまでした。みんなで勝さんのために優勝してやったぞ!!」と手書きのメッセージを掲げ、ベンチも総立ちで万感の表情を浮かべる背番号38を迎えました。

セレモニーでは、バッテリーを組んだ中嶋聡GM特別補佐、高橋信二バッテリーコーチ兼打撃コーチ補佐、大野選手会長、投手陣からは増井、宮西両投手、「W武田」と呼ばれチームを支えた武田久投手が花束を贈呈しました。さらに登場曲として使い続けた「1/6の夢旅人2002」を歌う樋口了一さんが熊本市から駆けつけてくださり、場内を一周する武田勝投手にはなむけの熱唱。優勝当日、ナインの手で3回宙を舞った左腕は、背番号と年齢の38にかけて今度は8回胴上げされ、笑顔でマウンドに別れを告げました。

フォトギャラリー

セレモニー

投球シーン

武田勝投手挨拶全文

「まず、泣いてしまいそうなので手紙を読みます(実際には読まず)。
本日はこのような時間を作っていただき、球団関係者の皆さん、誠にありがとうございます。11年前、私は自分の背番号と同じ38歳までプレーしたいという目標を立てました。そしてその夢は叶いました。チームとともに成長させていただき、ファンの皆様の声援のお陰でここまで来ることができました。
うれしいこと、つらいこと、色々な経験が私にとってかけがえのない財産となりました。この経験を無駄にすることなく、今後はファイターズに、ファンの皆様に恩返しできるよう日々精進してまいります。
今シーズンで私は引退しますが、ここにいる素晴らしい後輩たち、鎌ケ谷で頑張っている後輩たちがより強いファイターズにすることを祈っています。最高のチーム、最高の仲間たち、スタッフの方々、そして最高のファンの皆様。11年間私を支えてくださり、本当にありがとうございました。
最後になりますが、これだけは言わせてください。僕はファイターズが大好きです。僕は北海道が大好きです。あと一つ、俺のために日本一になれ!以上です」

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