2013.07.30 TUE
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広報レポート <1勝をつかむまでに>

 ルーキーの突然の乱調を全員でカバーしました。先発の大谷選手が4回2死二塁から3連続四死球と2連打により一挙5点を失って降板。直後の5回、打線が犠飛をはさんで6安打を浴びせかけて再逆転し、7月15日ライオンズ戦以来、実に15日ぶりの勝利で連敗を6で止めました。

 殊勲打を放ったのはバファローズから移籍1年目の赤田選手でした。5-5の5回1死二塁の場面で左中間に二塁打を運び、決勝点を叩き出しました。「向こうも(4連敗中で)必死。それ以上の気持ちを出していきました。みんなが積極果敢だったので、その勢いで打たせてもらった感じです」。そう言いながらもこのところ、出場4試合中3試合で複数安打に打点をマークする好調ぶり。「前半戦ほとんど仕事が出来ていないので、ここから戦力になっていきたい」と、ファイターズで初のヒーローインタビューで力強く宣言しました。

 5回から継投策に出ると、警戒していたブラゼル選手に対して左の石井、宮西選手を投入し細心の注意を払うベンチワーク。その両投手がイニングをまたぎながらしっかりと役目を果たして1点のリードを守ると、9回に大野選手の左越えソロ、陽選手の右越え2ランが飛び出して突き放しました。

 一つ勝つためにこれほど労力を費やすのか、と思うほどの試合展開でしたが、むしろ全員の力を結集しての白星はチームに勢いをもたらしてくれるはずです。大谷選手もこれで登板6試合負けなしと強運ぶりを維持。7月最後の試合となる31日も勝って締めくくり、8月攻勢につなげたいところです。

大谷投手 <4回、球数80、打者20、安打4、三振3、四球3、死球1、失点5、自責点5>

「あの1イニング(4回)だけでしたね。先頭を取りながらブラゼル選手に追い込みながら打たれたことと、里崎さんへの死球が悔やまれます。調子は決して良くはなかったけれど、それでもしっかり投げることが役目だと思っていました。チームが逆転してくれましたので、勝てるようにしっかりベンチで応援します」

栗山語録

Q.最後に突き放しましたが、途中まで僅差の試合となりました
「ずっと後半戦はそうだったよね」

Q.逆転された直後に再逆転
「やられたらすぐ入らないと。いやな点の取られ方して、その後だったけど、みんな集中力を持ってやってくれた」

Q.4回5失点の大谷選手については
「見ての通り。いまの翔平の持っている課題がはっきりした。あれ(四死球から失点)が課題だったんだから」

Q.これまでとは違う継投でした
「ここから下にいるチームは落とせない試合が続く。相手の打者を見て確率が高いところでいかないと。結果につながるようなところで。実績もなにも、状態のいいピッチャーでいって、こっちの流れを作っていかないといけない」

Q.ともあれ連敗が止まりました
「みんなひとつ勝つのが大変なのは知っているけど、一回連敗が止まって、それでトーマスを(先発マウンドに)行かせてあげられる。これでみんな落ち着いて力を出して欲しい」

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