ファイターズはタピックスタジアム名護で行われた今キャンプ初の対外試合に臨み、韓国プロ野球のサムスン・ライオンズを3-0で破りました。

打線は、2回に先頭打者の4番野村佑希選手がレフト線の二塁打で出塁すると、5番清宮幸太郎選手がライトスタンドに突き刺さる2ランで先制。4回には、6番上川畑大悟選手がセンター前ヒットで出塁すると、すかさず盗塁し2死二塁のチャンスに。続く7番石井一成選手がライト前ヒットで3点目を挙げました。

投げては、7投手の継投でわずか2安打に抑えました。紅白戦に続き2試合連続で先発投手を任されたのは、畔柳亨丞投手。キレのある真っすぐを軸に2三振を奪うなど2イニングをパーフェクトピッチングで抑えて、猛アピールしました。3月に開催されるWBC日本代表に選出されている伊藤大海投手は、4回に登板。大会で使用する球とロジンバックを使用し、打者3人を難なく抑えました。9回は抑え投手の座を狙う石川直也投手。打者3人をわずか11球で打ち取り、存在感を示しました。

新庄剛志監督は「開幕まで全部勝つつもりで」と今シーズンのスタートダッシュに掛ける思いを語ると、「野手が1点ずつ積み上げて、投手が追加点を与えない野球がファイターズの勝ちパターン」と先を見据えました。指揮官が言葉にした今シーズンのファイターズが目指すスタイルで白星をあげ、幸先の良い好ゲームとなりました。