2023/02/27(月)
2023春季キャンプ

2月27日(月)キャンプレポート

【天候/曇り 気温/18度 観衆300人】

「日本一しか目指さない」。新庄剛志監督が掲げた2023年シーズンの目標に向かって、目の色を変えて選手たちが駆け抜けた春季キャンプが全日程を終えました。今年は好天にも恵まれ、充実した1カ月となりました。

各ポジションで、新加入選手たちが存在感を発揮していました。メジャーリーグ経験者の加藤豪将選手はシュアなバッティングを随所で披露。投手と野手の二刀流に挑戦するルーキーの矢澤宏太選手はいち早くプロの世界に順応。バッティングでは、オープン戦チーム第1号をライドスタンドへ放り込みました。投手としても練習試合で1イニングを投げ、ポテンシャルの高さを垣間見せました。同じく新人の金村尚真投手は冷静さとコントロールの良さを、宮内春輝投手は力強い直球をアピール。奈良間大己選手は積極的なバッティングと軽快な守備で評価を高め、開幕1軍入りへ弾みをつけました。 キャンプ初日から紅白戦が組まれるなど実戦を重ねて選手たちは切磋琢磨。新庄監督は「みんなのアピール合戦が最後まで続くとは思わなかった。ライバル同士の争いのような試合ができて、勝ちにつながるキャンプでした」と手ごたえを感じ、「いいシーズンが送れそう、いや送ります」と力強くペナントレースを見据えました。

最終日の練習後、今季から選手会長となった松本剛選手が「選手は今シーズンにかける思いを持ってやってきた。名護市をはじめ、関係者の皆様のサポートに感謝いたします」と挨拶。続けて「今年はエスコンフィールドHOKKAIDOで開幕する節目のシーズン。ファイターズのユニホームを着られることに喜びを感じ、リーグ優勝、日本一を目指して戦っていきます。チームの勝利のために何ができるかを1人1人が考え、ファイターズの新時代を作り上げていきます」と堂々とスピーチし、手締めを行いました。

今後、チームは新球場「エスコンフィールド HOKKAIDO」に舞台を移し、3月30日の開幕戦へ向けて仕上げていきます。「世界がまだ見ぬボールパーク」にいよいよ主役の選手たちが登場。真新しい天然芝フィールドの上で躍動し、チーム一丸となって頂点を目指します。2023年3月。ファイターズの「新時代」が幕を開けます。