2008.06.27 FRI
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■広報レポート <シーズンのマック開け>

 1点差に迫られなお9回裏2死満塁。絶体絶命のピンチをMICHEALが三振で切り抜け、交流戦明け5日ぶりの試合を白星発進した。勝利打点こそ稲葉についたが、大きくものをいったのは9回表、左足付け根痛から戻ってきた金子誠の適時右前打だった。今季は犠牲フライによる1打点が続いていただけに、高めのボール気味のストレートを弾き返した打席を振り返り「飛びつきヒット!体はバリバリでしたしね」と愛好を崩した。
 
 プロ3年目の96年からレギュラーに定着し、故障でシーズン前半を満足に送れなかったのは初めてと言っていいだろう。「お医者さんからはプレーする限り完全に治らないと言われました。うまく付き合っていくしかない」。本人は「二日酔いしない程度、ですよ」と話すが、無類の左党は体を気づかってめっきりアルコールを控えて復帰を思い描いてきた。
 
 前日の26日は練習後、大阪市内の日本ハム本社を梨田監督や稲葉、田中賢とともに訪れ、従業員300人の方々から熱烈な歓迎を受けた。あまりの熱気にスーツは汗びっしょり。出陣、という気持ちの表れか、ビールでのどを潤すと「きょうは僕のためにお集まりいただき…」という名フレーズの封印を解いて場をなごませた。
 
 シーズンが中盤を過ぎたあたりから勝負どころの機微、さらに笑いのつぼまでわきまえたベテランの存在が大きさを増す。試合後、三遊間の打球に再三飛びついた金子誠のユニフォームはアンツーカーの土がべっとりついていた。復帰初戦から見せる全力プレーに何も感じないものはいないだろう。「72試合、何も貢献できなかったので、ここからスタートの気持ちで頑張ります」という言葉に偽りはない。

■ダルビッシュ投手 <7回、打者26、球数111、安打5(本塁打1)三振10、四死球3、失点2、自責2>

「交流戦はずっと調子が悪かったんですけれど、少し(登板の)間が空いてちょっとずつよくなって来たなという感じのマウンドでした。フォークが切れて低めに決まってくれたと思います。ホームランを打たれても野手の皆さんが援護してくれましたし、このまま勝てるよう応援しています。」

■梨田語録

「F先発ダルビッシュは5連続三振をとるなど悪くはなかったが、ちょっと慎重に行き過ぎた(対カブレラ)面もあったね。4回の日高の2ランは逆球で、一番彼の好きなコースに行ってしまったね・・・。絶体絶命の9回、村松を良く抑えてくれました。野球は本当に最後まで分からないね!!6・8回稲葉が『さすが4番!!』という働きをしてくれました。そして9回、今日から復帰の金子誠が本当に大きな1点をもぎ取ってくれました!!今日は盗塁も効果的に点につながった試合でしたね!!プロ初の本塁打を放った糸井の打球は少し芯を外していたらしいが、凄い打球でしたね!!もともと能力のある選手なので、これからもどんどん積極的に行って欲しいです。故障者も徐々に戻りつつありますが、とにかくパ・リーグ再開の初戦をミスもあったけれども、白星で飾れて良かったです!!」

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