2008.10.12 SUN
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■広報レポート <舞台は埼玉へ>

別メニューでアップする稲葉選手
金子誠選手とがっちり握手する梨田監督

 3位でレギュラーシーズンを終えたファイターズが、2連勝で第2ステージへ駒を進めた。今季11勝13敗と分の悪かったバファローズ相手に第1戦はダルビッシュの力投。この日は先発・藤井が7回途中1失点と好投したのに加え、相手のミスに乗じて得点を重ねて7回の集中打でダメ押しと試合運びのうまさも光った。

 2回の先制シーンは2死満塁から金子誠の詰まった打球が二塁手・一輝の前に落ちて2者が還った。5回の追加点も高橋の左翼前のフライを深追いした遊撃手が失策。3年連続でポストシーズンに進出しているファイターズは対照的に硬さがない。選手会長の金子誠は「僕らだって逆王手をかけられたら…というプレッシャーはあったけれど、この試合を取ることにみんなが集中していた」とチームを代弁した。

 緊張する試合ほど楽しめるのはここ数年で培われた経験からくるものだろう。中継ぎに回っているスウィーニーは本物そっくりなセミのおもちゃを手のひらに乗せ、ナインを驚かせては笑いを誘った。

 前日の試合で左ふくらはぎを痛めた稲葉はベンチ登録を外れてロッカーで戦況を見守った。電気治療器を患部に当ててテレビモニターを見ながらも、投手の間合いを図るしぐさをずっと続けていた。第3戦までもつれ強行出場を強いられた可能性を考えれば、2試合で終わって治療に専念できるのは大きいはずだ。階段を降りるのが辛い稲葉の道具入れを三木が持ち、手助けした。持ち味のチーム力をかいまみた場面。そして5日後、全員野球で大宮へ乗り込む。

■藤井投手 <6回0/3、打者22、球数83、安打3、三振1、四死球2、失点1、自責1 >

勝利のハイタッチの藤井投手

「きのうダルビッシュが勝ったうえに相手打線を崩してくれていましたので、うまく乗っていけました。先制してもらいましたし、最少失点で抑えるつもりで1アウトずつしっかり積み重ねて行こうと思いました。信二(高橋)がうまくリードしてくれたのと、投手コーチから的確なアドバイスもあり、何とか自分の仕事を果たせました。ベンチから応援してもらった分、この後しっかり応援に回ります。」

■梨田語録

インタビューに応える梨田監督

「ファイターズの選手全員の好プレーでピンチを凌ぎきりましたね!!主砲稲葉が欠場の中、代役はM戦から好調を維持して状態の良い『坪井しかいない』と迷わず決めました!!その期待に応えた4安打の坪井をはじめ稲葉の穴を全員でカバーして埋めてくれました!!昨日のダルビッシュ好投の後、プレッシャーのかかる今日の試合で、先発藤井がリズム良く本当に持ち味を発揮した今季1番の投球内容でした!!3位スタートのCS第一ステージでしたが、これからもチーム一丸となり頂点を目指します!!まずは第一関門突破!!京セラドームにお越し頂いた大勢の皆さん!!北海道や全国で熱い声援を送り続けてくれたファイターズファンの皆さん!!本当にありがとうございました!!皆さんの大声援が選手たちの背中を力強く押し、力と勇気を頂いたことに感謝いたします!!CS第二ステージにおいても更なる応援よろしくお願いします!!」

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