2009.05.20 WED
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■広報レポート <最高です!>

初勝利の林選手の手を高々と上げる高橋選手
ナインとハイタッチするヒメネス選手

 先発スウィーニー選手の力投も限界でした。5回無死1,3塁で梨田監督は昨日も走者を置いた場面での登板できっちりと後続を3人で打ち取っていた林選手をマウンドに送りました。林選手は勢いのあるまっすぐと、切れのあるフォークで2者連続三振に打ち取り、鶴岡選手の盗塁阻止もあり無失点でこの回を切り抜けました。

 これで流れを呼び戻したファイターズは高橋選手、ヒメネス選手の連続本塁打で勝ち越しに成功します。そして建山選手、武田久選手へと繋ぐ必勝投手リレーで逃げ切りました。キャンプ途中で首の筋を違え、ファームでの調整を経ての1軍登録。しかし、期待を背負っての登板で自分の仕事が出来なかったことも多く、サイン会場へ「誰だかわからないように」と帽子を眼深にかぶって札幌ドームのコンコースを歩くこともありました。そんな時でも北海道のファンは暖かく見守ってくれました。


 「ずっと知っている選手たち相手に投げるのでちょっといやだなという感じはあった」とは言うものの、マウンド上の気迫あふれる投球からは、目の前の打者を打ち取ろうとするピッチャーとしての本能がうかがえました。「建山さんに助けてもらった形になったので、自分がお立ち台に立つのはどうかな」と苦笑いをかみ殺しながらお立ち台に上り、「最高です!」と移籍後初勝利の余韻に浸っていました。

■スウィーニー投手 <5回0/3、球数81、打者23、安打8、四死球1、三振3、失点4、自責点4>

4回に逆転されてしまう…

「体調もよく自信を持ってマウンドに上がりました。4回の先頭打者に四球を与えてから雪だるま式に点を失ってしまいました。残念ながら結果が付いてきませんでしたが、多くの球を正しい投球フォームで自分の投げたいところにコントロールできたと思います。」

梨田語録

けん制で刺した鶴岡選手を迎える梨田監督

「今日はいろんな意味で運が良かった勝利ですね。どっちに転んでもおかしくなかったのであまり勝った感じがしないですね。林が無死1,3塁を無失点で切り抜けたのが大きかった。スウィーニーはいいのか悪いのか良く分からなかったですね。連打が出るのでは交代させるしかなかったです。二岡と林は北海道のファンの声援を聞いて力をもらったんじゃないですかね。ヒメネスも初球から思い切って飛ばしたね。あそこまで飛ばさないでもいいんだけど(笑)。」

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