2009.05.23 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
0
0
0
0
0
0
X
R
H
0
8
3
6

■広報レポート <共演>

2回、レフト前に一軍初安打を放つ中田選手

 最後の1球に選択したのは、手応えのあったストレート。9回2死一、三塁でダルビッシュ選手は武内選手を145キロで中飛にねじ伏せ今季2度目の完封を飾りました。「2点までは取られていい」と開き直りながらもエースらしく無失点で締め、今後へ弾みのつく白星をもたらしました。

 背番号11を乗せたのは2回の3点。1死一塁から「7番・DH」でプロ初スタメンの中田選手が三遊間を破り、初打席で初安打をマークすると、鶴岡、森本選手の適時打などで一気に畳みかけました。

 普段は3年後輩に手厳しいダルビッシュ選手。以前、一緒に焼肉を食べに行ったことを思い返し「中田は食べ切れないのにいっぺんに頼み過ぎなんですよ!子供かっ」と口を尖らせたこともありましたが、さすがにこの日は「2年目でプロの球をヒットできたのはすごいことだと思います」と素直に称えていました。

 大きな期待を背負って入団した中田選手は除夜の鐘を聞き、新年を迎えると山田GMをはじめ先輩選手や球団関係者に次々と電話し「今年は頑張りますので宜しくお願いします」と決意をにじませていました。その言葉に偽りなし。いきなりエースの力投に助演賞ものの活躍で華をそえる鮮烈デビューを果たしましたが、今後は何度もW主演級の活躍を見せてくれることでしょう。

■ダルビッシュ投手 <9回、打者35、球数125、安打8、三振9、四死球2、失点0、自責0>

ヒーローインタビューに答える

「三振の数や、防御率などは登板日には考えないですね。チームの勝利のために投げました。ただ、最初から完投だけは目指していました。体調は以前とそこまで変わりはないですけど、前回掴んだものを調整して、しっかりと自分の思うように体が使えた分、まっすぐも良くなったと思います。まだボールが浮いてしまうことはありましたが、ボールに力が伝わっている分空振りを取れました。」

■梨田語録

試合前に挨拶を交わす両監督

「今日のダルはダブルプレーもありましたが、三者凡退が1度もなく、状態はそこまで良くはないかなとは思ったんだけれども、それでも完封してしまうのはさすがだね。ただガイエルだけには打たれてたね。体力的には十分だと思ったから、自分から『だめです』と言う所まで行かせるつもりでした。相手の先発バレットはまったく頭になかったですね。中継ぎ陣のたった一人の左投手と言うのもあったし。中田は去年の紅白戦でも打ったりと節目節目では打つね。いいものをもってる。デビューは札幌でと決めていましたが、せっかくだから先発で4打席使ってみました。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート