2009.06.07 SUN
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■広報レポート <自己主張>

 神宮の杜のまとわりつくような蒸し暑さも苦にせず、武田勝選手がクールな表情のまま燕打線を手玉に取っていきました。4回まで1人の走者も許さず、5回に2本の安打を浴びた以外は7回1死で降板するまで全く危なげなし。無失点で先発の役目を果たすと「低めに変化球を集める、課題にしていたことが最後までやり通せて何よりです」と安堵の言葉を口にしました。

 先発の一角を担っていながら、寡黙な性格が災いしてか時に存在が希薄になることも…。5月初旬にローテーションを再編するにあたって一度ファームで調整登板した後に再合流。札幌ドームでロッカー内を挨拶回りしても、稲葉選手や坪井選手からは「マサル、いたやろ?あれ、いなかったっけ?」と返されていました。その反面、今季途中からファイターズOBの武田一浩さんの勧めで「イーストン」という米国メーカーのグラブを愛用開始。「日本で使うのは僕が初めてらしいですし、気に入っています」と真っ赤な商売道具でさりげなく自己主張が込められていました。

 試合前、母校・立正大が東都リーグの1、2部入れ替え戦に先勝したことも追い風に「神宮は大学、社会人で慣れたマウンドでしたからね」と笑顔。プロ初完封は次回以降に持ち越しとなりましたが、存在感をひと際大きくするに十分なピッチングだったことは言うまでもありません。

■武田勝投手 <7回1/3、打者23、球数85、安打2、四死球0、三振4、失点0、自責点0>

「今日はボールを低めに集めることが出来てうまく打ち取らせることができました。とりあえずほっとしました。後少ないイニングですが、一生懸命応援します。」

■梨田語録

「今日の勝はほぼ完璧な投球だったね。すいすいとテンポよくバッターのタイミングをずらす素晴らしい形でした。完投も考えたんやけどね、建山も久(武田久選手)も間隔があいていたからね。一番良い形で繋げられました。昨日ダル(ダルビッシュ選手)で負けているから今日の勝ちは大きい。稲葉のナイスプレーも光っていたね。ハムらしい勝ち方でした。」

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