2009.06.14 SUN
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■広報レポート <筋書き>

途中降板する、糸数投手

 糸数選手はハードボイルド小説を片手にエアロバイクをこぐほどの読書家。この日は初回に4点をもらい展開を“先読み”した訳ではないでしょうが、これまでの度胸あふれる投球が影を潜めて3回途中10失点で降板しました。

 5回を終わって4-11と劣勢に立たされたファイターズは、打線が結末を最後まで分からない展開へと持ち込みました。金子誠選手の2ランに代打・坪井選手の投手強襲2点適時打が出ると、8回は糸井選手がドラゴンズの快速右腕・浅尾選手のストレートをバックスクリーン右に叩き込んで1点差。途中出場の中田選手が「大歓声に勇気づけていただいて」右翼線二塁打を放ち、あと一歩まで相手を追い詰めました。

 ここ最近、大きく報道されることの増えた糸井選手に試合前「きょうも記事になっているよ」と告げると「オメデトウ!」と予測不能の返しがありました。そんな性格だからこそ筋書きのないドラマを描けるのだと改めて感じるのです。翻せば、プロ初勝利を逸した糸数選手が野球は“小説より奇なり”と言われることを身をもって経験したことも、敗戦の中の光となるはずです。

■糸数投手 <2回2/3、打者20、球数84、安打8、四死球3、三振3、失点10、自責点8>

中日打線に…

「今日はうまくかわそうとするいつもとは違うピッチングをしてしまい、思い切りがなく、それでやられてしまったと思います。」

■梨田語録

先制タイムリーの高橋選手を迎える

「最後まで諦めず選手は戦ってくれたと思います。先発の糸数が先に4点をもらって守りに入ってしまった感じですね。建山の腰の状態がよくなくて後半の投手を逆算したら足りなくなるので簡単には代えられなかった。ただこれまでの内容を踏まえて次もチャンスは与えます。打つ方はきょうも糸井が4安打ですか。日々いい経験を積んでいると思います。」

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