

■広報レポート <背番号>
ファイターズ先発は糸数選手。しかし1回裏、マウンドに立った糸数選手の背中には42番スウィーニーの文字がありました。糸数選手はホテルにユニフォームを忘れてきてしまい、ベンチ入りしていなかったスウィーニー選手のユニフォームを借りての登板でした。実はダルビッシュ選手も数年前ユニフォームを忘れ、借りたユニフォームで登板し、勝利を収めていました。その時の球場も西武ドームということで、「ゲンがいいです。きっと今日勝てますよ」と試合前に声をかけられていました。
しかし実際はユニフォームを忘れてしまった動揺からか初回いきなり三つの四死球で無死満塁のピンチを招いてしまいます。ここは何とか2失点で切り抜けましたが、4回にも無死満塁のピンチから2点を失いました。5回には勝ち越しのツーランホームランを打たれ無念の降板となりました。打線は初回に犠飛と高橋選手のソロ本塁打で先制し、2-3回にも1点ずつ挙げて勝ち越しましたが、4回以降徐々に調子を上げたライオンズ先発岸選手を打ちあぐね、6-4で敗戦。今季3度目の3連敗を喫しました。中継ぎ陣も3回以上を投げて1安打しか許さなかっただけに悔やまれる試合でした。
先週末、函館の赤レンガ倉庫でみかけた笹飾りにかかっていた多くの短冊には「ファイターズ優勝!」の文字が書かれており、札幌以外の町にも多くのファイターズファンがいることを再認識させられました。今期まだ4連敗はありません。北海道各地にいるファンのためにも、ファイターズらしい最後まであきらめない野球で勝利を挙げたいところです。
■糸数投手 <4回1/3、球数89、打者22、安打5《本塁打1》、四死球5、三振2、失点6、自責点5>
「まったく腕が振れていませんでした。気をつけて投げなければいけない球を一番気をつけなければいけない打者に打たれてしまいました。」
■梨田語録
「ユニフォームを忘れたことが影響したかどうかはわからない。背番号で野球をするわけじゃないからね。糸数がいい投球ができているときは、相手も芯でボールを捉えられていなかった。でも点を取られた回は良くなかった。どっちになるか分からないから交代のタイミングを見極めるのも難しかった。岸はカーブが多くなったような気がしたね。力強さは無いんだけれども、うまくかわされた感じでした。」