2009.08.07 FRI
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■広報レポート <意地のぶつかり合い>

 イーグルス田中選手、ファイターズダルビッシュ選手とエースどうしの投げあいとなった試合は1-1の同点で迎えた5回、降り始めた雨の影響かダルビッシュ選手の何かが狂っていました。何度もロージンに手をやりましたが、この回だけで3四球を出し2点を失いイーグルスに勝ち越しを許しました。強い雨の中試合は続行しましたが7回表を終えた時点で審判は中断を宣告しました。

 雨脚が弱まり、スタッフがビニールシートを取りにグランドに出てくると、30分を越える中断にもかかわらずファイターズのエースは当然のようにベンチ前でキャッチボールを始めました。試合再開すると中断の影響をまったく感じさせない投球で結局8回を一人で投げきりました。イーグルス田中選手も再開直後の連続四球でピンチを招きますが、バックの好守備にも助けられ8回を投げきりました。ファイターズは9回も2死から走者を出しましたが3-1で3連戦初戦を落としました。

 中断の間に続投かどうかをブルペンに確認しに行くと、厚澤投手コーチが「ダル(ダルビッシュ選手)がまーくん(E田中選手)の前に(マウンドを)降りるわけがないだろう」と言い切りました。おそらくE田中選手もダルビッシュ選手より先に降板するわけにはいかないと意地で投げきった8回だったと思います。試合後ダルビッシュ選手は悔しさを表に出すことなく、いつもと変わらぬ態度で球場を後にしたところに負けたとはいえエースの風格が漂っていました。

■ダルビッシュ投手 <8回、打者35、球数135、安打5、四死球5、三振12、失点3、自責点3>

「チームが勝つことを祈るのみです。」

■梨田語録

「序盤にいくつかのチャンスはあったんだけどね。10安打で1点?もう2、3点とってダル(ダルビッシュ選手)を援護したかった。5回に制球が乱れたのは雨の影響もあったんだろうね。中断の後はダルも行く気十分だったので自信を持って送り出しました。ダルが投げる試合全部に勝てるわけじゃないからね。いつものように一試合ずつ全力で戦うだけです。」

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