

■広報レポート <前向きに>
「なかなか繋がらなかった打線が繋がったんだからね。前向きに捉えないと。それに今までが順調すぎた。長いシーズン試練は必ずあるもの」と試合後梨田監督が話しました。3点ビハインドの9回に送りバントをはさんでの6連打で5点を奪い逆転に成功しましたが、その裏同点に追いつかれ延長戦へ。10回には途中出場の稲田選手が勝ち越しの2点適時打を放ちますがその裏に3点取られてさよなら負け。4時間21分かけた熱戦の結果は5連敗中のファイターズにとってあまりにも酷なものでした。
先発植村投手は毎回先頭打者を塁に出してしまう苦しいピッチングでゲームを作ることが出来ませんでしたが、山本、谷元、榊原の3投手が与えられたチャンスで見事なピッチングを披露しました。満を持して武田久選手がマウンドに上がりましたが、アンラッキーな失策もあり、リードを保つことが出来ませんでした。
昨日は甲子園へ足を運び母校の優勝をスタンドから観戦していた稲葉選手が「チームがこういう常態なのでいい力をもらった」としぶとく3安打を記録して打線の繋ぎ役に徹しました。先頭打者田中賢選手も3安打、3得点ときっちり仕事を果たし、4番高橋選手も3安打4打点と大暴れ。打つほうでは今年のファイターズ本来の力を取り戻してきました。「試練」は続きそうですが、明日のファイターズに期待するしかなさそうです。
■植村投手 <3回0/3、球数74、打者20、安打7(本塁打1)、四死球4、三振2、失点5、自責点5>
「自分なりに出すものは出せたと思うのですが、四球があまりにも多すぎました。」
■梨田語録
「選手たちがあきらめないで粘ってくれたんだけどね。繋がらなかった打線が繋がったんだから前向きに捉えないとね。稲田も途中出場ながら頑張ってくれた。(あきらめなければ)両チームにチャンスはあるということ。これも野球だね。長いシーズン試練はあるもの。今までが順調すぎたという事。」