2009.08.29 SAT
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■広報レポート <長距離砲>

4回、ソロHRを放つスレッジ選手
お立ち台の投打のヒーロー

 「自分の前の打者が敬遠された場面で、気合が入っていた」とベンチ裏でスレッジ選手が淡々とその場面を振り返ってくれました。心は燃え上がっていましたが「対戦したことのある投手だし、スライダーを軸に攻めてくると予想していた」と頭の中は冷静そのもの。球筋をしっかりと見極めて勝ち越しの2点二塁打を放ちました。2打席目には先制のソロ本塁打も放っており、2安打3打点でチームの勝利に貢献しました。

 8月18日旭川スタルヒン球場での練習を終えた後「いつもより疲れたし、体の節々に痛みがあった」ため病院でインフルエンザ検査を受けると「陽性」と診断されました。すぐにチームからは隔離され、家族とも会えない日々が続きました。ようやく福岡でチームに合流しましたが、復帰後最初の3試合でヒットはわずかに一本と5日間体調を崩して野球から離れていた事が想像以上にスイングを狂わせていたようです。

 「まっすぐに対してめっぽう強かったからメジャーに上がることが出来た」と以前はなしていたスレッジ選手ですが、「日本の野球ではまっすぐ以外の球種を打てないと成功できない」と早くからその対応に着手しました。今日の勝ち越し打はその成果の賜でありましたが、2打席目の本塁打は追い込まれてからのまっすぐをきっちりと捉えたもので、速いボールへの強さを失ったわけではありません。本塁打の数もチームトップの18本と既に昨年よりも2本多く打っています。打線の繋がりで勝利を重ねてきたファイターズですが、中軸にどっしりと座る長距離砲が相手投手陣にとっては脅威となっています。

■武田勝投手 <5回、打者23、球数84、安打7、三振4、四死球2、失点2、自責点2>

「序盤から常に走者を背負い、流れを悪くしてしまいました。5回は下位から始まるところで四球絡みの失点は反省しなければいけません。球数が多くなって自分の投球を苦しくしてしまい、イニングを稼ぐことができませんでした。」

■梨田語録

大勢のファンに手を上げ応える梨田監督

「(今季4敗の)ホールトンに球数を投げさせて途中で降ろしたのは、僕の中では土をつけたような感覚。スレッジの決勝打の場面は球の見送り方で打ちそうな雰囲気が見えました。6回は宮西がよく1点で抑えて流れを変えましたね。菊地も復帰登板でしっかり投げてくれ建山を休ませることができました。明日のホークスは杉内。こっちは八木に期待するのはもちろん、何とかつないで勝負に持ち込みたいですね。」

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