2009.09.02 WED
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■広報レポート <貢献>

 8月13日以来の一軍のマウンドに上がったスウィーニー選手はキレのある速球と、同じ腕の振りから投げ込むチェンジアップを低めに集めて凡打の山を築き、7回を4安打無失点に抑える好投で4勝目を挙げました。開幕からローテーションの一角として期待されていながら満足の行く結果を出せずにいましたが、鬱憤を晴らすかのような好投にスタンドからも惜しみない賞賛が贈られました。

 「とにかく優勝できるチームに貢献したい」思いで調整を続けていました。今季途中には2度ほどファームで調整の登板がありましたが、それはチーム事情で次回の登板が約束されての抹消でしたが、前回東京ドームで投げた後登録抹消された時点で、昇格の予定はまったく白紙の状態でした。「悔しかったけど、あの結果ではしょうがない。でも自分に出来ることは良い投球ができるように努力することだけだったから」と暑い鎌ケ谷で流した汗が今日の勝利に結びつきました。

 スウィーニー選手の家族は夏の間毎年来日しているのですが、学校が始まるということで10日ほど前に帰国しました。そのため鎌ケ谷で調整が続いている間は自宅に帰っても一人なので、夕食は近所のレストランで外食です。「日本語のメニューしかなかったけど、自分の食べたいものが注文できたよ」と不自由することはないぐらい日本語も上達しました。「この間初めていわしを食べたし、その前には店員さんに進められてこれを食べたんだけど、一人で食べるには量が多すぎて困ったよ」と携帯電話の画像を見せられると、「マグロのかま」が写っていました。優勝争いをしているチームに貢献できたうれしさからか笑顔で球場を後にしたスウィーニー選手でしたが、いつも試合の後に「お父さん今日も頑張ったね」と声をかけてくれる家族がいないからか少しさびしそうに見えました。

■スウィーニー投手 <7回、打者25、球数99、安打4、四死球0、三振5、失点0、自責点0>

「調子も良かったですし、奨太(大野選手)がとてもいいリードをしてくれました。今シーズンで一番うまくストライクゾーンの中で勝負が出来たのが良かったと思います。あと、足でマック(金子誠選手)にボールを送ったダブルプレーがうまく行きました。」

■梨田語録

「今日のスウィーニーは本当に良かったね。この時期にしっかりゲームを作る投球をしてくれるのは大きい。これから(先発の)軸の一人として考えてもいいくらいの内容。大野のリードもよかったし、テンポもよかったね。ひとつ、ひとつ、大事にいこうという意識が見られた。マック(金子誠)もいいところで打ってくれた。あの場面は先制点が欲しかったからね。残塁が多い?気にならない。得点できなくても、チャンスを作るだけで楽しいじゃない(笑)」

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