2009.10.31 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
1
0
0
2
0
1
0
0
0
1
0
0
0
1
0
0
1
R
H
4
8
3
12

■広報レポート <手ごたえあり>

開幕した日本シリーズ

 ジャイアンツを上回る安打数を生かせなかったファイターズが、ようやく9回にらしさを見せました。2点を追う9回。先頭の田中賢選手のセーフティバントが成功し、2死三塁から“つなぎ役”を自負する殊勝な4番・高橋選手が中堅フェンス直撃の適時二塁打を放ちました。スレッジ選手が歩いて押せ押せムードを演出。最後は小谷野選手が見逃し三振に倒れたものの、セ・パの雌雄を決する7番勝負の第1Rを背番号2は「どっちが勝ってもおかしくなかった」と前向きにとらえていました。

 1981年の後楽園決戦以来となったFG決戦。当時のメンバーで最後のピッチャーフライに倒れた五十嵐スコアラーは「あの時は6試合全てジャイアンツファンの中で戦ったことを思うと、きょうは正反対」とファイターズファンで埋まったスタンドを感慨深げに見渡しました。4万大観衆の声援を背に受け、日本シリーズ初打席でソロを放ったスレッジ選手をはじめ、三塁線の打球を横っ飛びでさばいた小谷野選手、初登板で3人斬りの宮西選手と雰囲気に飲まれることなく力を発揮してくれました。

 短期決戦ではあるものの、稲葉選手は試合後のロッカーで「あと6つあるんだから」と話していたのが印象的でした。1点を争う接戦で幕を明け、もつれるシリーズになることを早くも視野に入れているようです。ジャイアンツの守護神・クルーン選手をもう一歩のところまで追い詰めたことで、黒星発進を悲観的にとらえず明日の第2戦に挑みます。

■武田勝投手 <6回、打者23、球数64、安打5(本塁打1)、三振3、四死球0、失点3、自責3点>

先発の武田勝投手

「全体的に自分なりのピッチングが出来たと思いますが、5回の2失点がもったいなかったですね。もう少しあの場面で粘れなかったのが反省点です。過度な緊張もなかったですし、いつもと変わらない気持ちで試合に入ることができました。次に投げるチャンスがあれば、余分な失点を防ぐ意識を強くしていい投球ができればと思います。」

■梨田語録

メンバー表の交換をする両監督
スレッジ選手を迎える監督

「最後まであきらめずに選手たちも頑張ってくれました。勝てなかったけど良い試合でしたね。先制された後にスレッジのホームランで追いついて、その次の2点目、3点目が残念でした。その後1点差に追いついた後にまた点差を2点に広げられてしまったのがポイントになりましたね。何とか明日本拠地で勝って、東京ドームへ行きたいですね」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート