2009.11.03 TUE
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
1
0
0
1
0
0
1
0
0
2
1
0
2
0
0
2
X
R
H
4
4
7
8

■広報レポート <アーチ合戦の末に>

稲葉選手を迎える梨田監督

 8回の攻防が明暗を分けました。ファイターズは1点差に追い上げなお無死一、二塁で4番・高橋選手が打席に入りましたが、強攻策が結果的に裏目に出て二ゴロ併殺で追加点を奪えません。その裏、2死満塁から5番手・江尻選手が阿部選手に右前打を浴びて2点を献上。紙一重のところで接戦を落とし、東京ラウンドの初戦に敗れて今シリーズは1勝2敗となりました。

 5回表を終わり3-3。互いに3本のソロアーチの応酬という、本塁打が出やすい東京ドームらしい展開になりましたが、つなぎの野球で得点を重ねるファイターズとしては一発攻勢が特徴的なジャイアンツの戦いに引き込まれてしまった印象をぬぐえません。稲葉選手、小谷野選手、そして田中賢選手と本塁打後のコメントが「まだまだ気を引き締めていかなければ」と、図らずも同じだったことがぬか喜びできない胸の内を如実に表していたのです。

 北海道に冬将軍が到来し、銀世界に包まれている情報をナインはニュース番組などを通じてキャッチ。東京も木枯らしが吹くなど真冬並みの寒気の影響を受け、選手たちは「ドームの中もひんやりするね」と言いながら練習を始めていました。しかし試合が近づくにつれて気持ちの高ぶりとともにしっかり汗を流し、ゲームへの準備を進めていました。セパの頂上決戦が熱を帯びて日本中を熱くするためには、第4戦をものにしシリーズの行方を面白くする以外ありません。

■糸数投手 <5回、打者22、球数84、安打6(本塁打3)、四死球1、三振2、失点5、自責点5>

2点タイムリーを許し、ボールを見つめる糸数投手

「狙ったコースへボールが行かず、失投で本塁打を許してしまったうえ、追いついたすぐ後にまた点を取られてしまい、野手の方に申し訳ないです。」

■梨田語録

試合前に挨拶を交わす両監督

「本塁打3本は打たれたけど、全部ソロならいいかな。2-0と追い込んでからの四球が決勝点に繋がってしまったのは形としては悪いですね。糸数も打たれた本塁打はしょうがないけど、こういう試合にしてはそんなに悪くなかったですね。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート