

■広報レポート <まさかの、、、>

2-1でリードし、今季負けなしの守護神武田久選手がマウンドに上がり誰もが勝利を信じて疑わなかった9回裏。東京ドームならではの光景が繰り広げられました。まさかのソロ本塁打2本であっという間の大逆転劇。8回裏に同点に追いつかれながら、9回表に高橋選手のシリーズ2号となるソロホームランで勝ち越したすぐ後だっただけに、悔しい敗戦となってしまいました。
先発藤井選手は初回から気迫あふれるピッチングを披露。3回以降は毎回走者を背負いながら、4月からずっと女房役を務めている大野選手と息のあった投球術で7回を無失点に抑えました。「強い気持ちを持って、守りを信じて打者と勝負することが出来た」と淡々とした表情で試合後語ってくれました。藤井選手は打席でも2回に自らのバットで強い打球を三塁へ放ち失策を誘い、先取点をもぎ取っていただけに、表情には出しませんでしたが、悔しい思いをしていたに違いありません。
東京ドーム3連戦では毎試合4万5千人を越える観衆を集め、昨日の試合札幌地区での視聴率は43.5%を記録しており、非常に注目度の高いシリーズになっています。2勝3敗とジャイアンツに王手をかけられてしまいましたが、ファイターズは明後日から札幌ドームで試合を行えるというとてつもなく大きいアドバンテージがあります。北海道のファンの声援が選手に力を与えてくれれば、札幌ドームで二連勝しての日本シリーズ制覇も夢ではありません。
■藤井投手 <7回、打者26、球数85、安打4、三振3、四死球2、失点0、自責点0>

「大事な試合だったので1点でも少なく次の投手にまわしたいと思いながら投げました。強い気持ちを持ち、守りを信じて打者と勝負することが出来ました。」
■梨田語録

「(逆転サヨナラ負けに)野球の恐ろしさですね。展開的にファンに感動を与えられる試合だったとは思いますが。先発の藤井は7回をパーフェクトに近い内容でよく投げてくれましたが、(8回の交代は)シーズン中も長いイニングを投げていないのであそこが限界でしょう。追いつかれてすぐ勝ち越したんですが、逃げ切ることが出来ず残念。1日休んで北海道で気持ちを切り替え、ファンの声援を受けてあと2試合頑張ります。」