2010.03.22 MON
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■広報レポート <1勝の積み重ね>

2回裏、8安打10得点の猛攻
今シーズン初お立ち台は木田選手と高橋選手

 試合終了と同時に、三塁ベンチに陣取る梨田監督を取り囲む輪ができました。選手、コーチ、スタッフのひとりひとりと握手を交わし、満面に笑みを浮かべていました。単なる1勝ではありません。監督として通算500勝、そして、今シーズン初勝利という大きな意味を持つ勝利となりました。

 開幕2戦で元気のなかった打線が大爆発して序盤で試合を決めました。1回に先制を許したものの、直後に4点を奪って一気に逆転。2回には7者連続得点を含む10点のビッグイニングを記録しました。高橋選手は第1打席での同点打に続き、第2打席でも2点適時二塁打を放ち、二塁ベース上で大きなガッツポーズ。「みんなでつないだチャンスを途切れさせるわけにはいかなかった」。この試合で挙げた16得点に本塁打はなし。連打で相手を苦しめるファイターズらしい攻撃でもぎ取ったシーズン初勝利となりました。

 一方、投げてはケッペル選手のアクシデントを受けて急きょ登板した木田選手が5イニングを4安打無失点で移籍後初勝利。高橋選手とともにヒーローインタビューを受けた41歳の大ベテランは、「木田優夫です。よろしくお願いします」とファンの皆さんに頭を下げて大歓声を浴びていました。

 試合終了直後に選手サロンで開かれた簡単なお祝いパーティが開かれ、指揮官はこうスピーチしました。「全員で勝ち取った1勝になりました。(両方とも)開幕戦で達成するつもりだったけど、そんなに甘くなかった。まだまだシーズンは長い。みんなで戦っていきましょう」。想定外の開幕連敗で迎えた一戦。1勝することの難しさを実感する分だけ、その言葉には力がこもっていたように感じました。通算500勝も、目標のシーズン80勝以上も、すべて1勝の積み重ねによって成し遂げられるもの。ファイターズの2010年がいよいよ始まりました。

■通算1000試合出場

坪井選手が8回に二岡選手の代打として出場し、プロ野球史上434人目の通算1000試合出場を果たしました。記念の打席は、フルカウントから一塁線を破る2点適時二塁打に。監督通算500勝を挙げた梨田監督とともにお祝いパーティの主役として迎えられると「自分みたいな選手でも1000試合にたどりくつことができた。そういうことを若い選手にも感じてもらえたらうれしい」とスピーチし、大きな拍手を受けていました。

■梨田監督

監督通算500勝を達成した梨田監督

「以前から木田には何でもありとは言っていたんだけど、まさにその通りになったね。5回を0点に抑えてくれた。ケッペルは2日ほど様子を見ます。1イニングで10点入るなんてそんなにあることじゃないですね。うまく(打線が)繋がってくれたけど、もう少し分散してくれてもいいね。札幌ドームで500勝を達成できたのが良かった。(ハーフタイムピッチで球場を訪れたバンクーバーオリンピックスピードスケート代表の高木美帆さんが)勝利の女神になってくれたね。試合前にあったときに今日は勝てるなと思いました。」

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