2010.05.04 TUE
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■広報レポート <Milestone>

 敵地での登板。さらに大差をつけられた場面でのマウンドと派手なものではありませんでした。それでも、いままで1試合1試合しっかりと投げてきたことへの証明が、数字となって表れました。木田選手が、プロ野球通算500試合登板をこの日の試合で記録しました。

 出番は6回2死。最初の打者を三振に打ち取ると、7回は1安打1四球ながら無失点で切り抜けました。木田選手は4月30日に先発して95球を投げたばかり。中3日で中継ぎをこなすなど、ファイターズが求める“何でも屋”の役割を存分に果たしてくれています。

 500試合登板はプロ野球史上85人目。メジャーでも65試合に登板しており、“日米通算”では565試合でマウンドに上がってきました。

 「昔は変化球なんてほとんど投げなかったけどなあ」。大ベテランは舞台裏でこうつぶやいたことがありました。かつては150キロを超える速球で知られた豪腕も、いまや多彩な変化球を使い分ける技巧派に。打者の心理を読み、打たせて取る頭脳的な投球スタイルを確立したことが、息の長い活躍につながっているのかもしれません。

 試合後、選手サロンでささやかなお祝いが開かれました。「ファイターズでは9試合しか投げてないのにスイマセン」と照れ笑い。それでも、チームメートからは大きな拍手が起こりました。梨田監督も「こういうことをみんなで喜び合いながら頑張っていこう」と話しました。マイナス材料ばかりに意識を奪われるのではなく、プラス材料をプラス材料として捕らえていく。正念場の9連戦も明日が最終戦。全力で勝利をつかみ取りにいきます。

■吉川投手 <3回、打者18、球数75、安打5(本塁打3)、四球4、三振2、失点4、自責点4>

「風の影響?打たれたのは事実ですから。フォアボールが多くてリズムを作れず、申し訳ないことをしました。」

■梨田語録

「吉川は良いボールもあるけどなにせなにせ四球が多いから野手にも攻撃のリズムが生まれないし、ボールが先行して真っ直ぐを狙われていた。勿体無いけど結果が結果。もう一度やり直してもらうと話しました。土屋も似たような感じだったけど、困ったときにまっすぐじゃダメ。いい勉強にもなったと思うし、次に繋がってくれれば。木田の500試合登板?勝ち試合で投げさせてあげたかったけど、9点負けてるところでの登板ということで、本人も思い出に残る500試合登板になったんじゃないかな。」

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