2010.05.16 SUN
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■広報レポート <Revival>

 甘いボールを逃しませんでした。1点を先制された直後の2回2死二塁で打席に立ったのは金子誠選手。2ボールからの3球目、真ん中へのストレートをしっかり捕らえると、打球は一直線にバックスクリーン左に飛び込んでいきました。今季2号2ランは値千金の逆転アーチ。一気に試合をひっくり返しました。

 開幕早々に左わき腹を痛めて戦線を離脱。復帰までには1ヶ月以上かかりました。金子誠選手不在の間、勝ち星を伸ばせないチームの状況を案じる日々が続きました。リハビリ取材に訪れたメディアには「自分のことよりも、苦しい中で戦っている選手たちをもっと取り上げて欲しい」と進言したといいます。どこにいても、どんな状況でもチーム愛が薄れることはありませんでした。 

 2点リードとなった3回2死満塁では、初対戦の相手から左前に2点適時打を放って試合の行方を決定づけました。「チャンスを逃すとゲームの流れは相手に行ってしまうもの。あそこで打てたのは良かった」。2安打4打点。文句ナシで今季初のヒーローとしてインタビューを受けました。

 気になる左わき腹の状態は「完治はしているはず」と言います。その一方で「いままで痛めたことがない場所だから」と慎重に付き合っていくつもりでいる様子。それでも、この日の広島は最高気温が22度まで上がる絶好の野球日和に。「半そででプレーできるくらいだったね」。暖かくなれば、再発への不安は少なくなります。“エンジン全開”といってもいいのではないでしょうか。

 函館シリーズの2連戦も含め、この7試合を6勝1敗で乗り切りました。北海道に戻って迎え撃つのは、ジャイアンツとベイスターズです。昨年の日本シリーズを再現したカードと、イベント満載「乙女ナイト~ビューティースタジアム」の2試合。上昇気流に乗っているファイターズの熱い戦いをお見逃しなく!

■武田勝投手 <5回、打者19、球数58、安打3、三振2、四球2、死球1、失点1、自責点1>

「自分なりに最低限の仕事はできたと思っています。いま自分にできることは次の試合に向けて頑張ることなので、しっかりと調整していきたいと思います。あとはベンチで応援します。」

■梨田語録

「体調も万全ではないんだろうけど、誠(金子誠選手)がいいところで打ってくれた。二岡もずっとバッティングの調子が良かったので、今日は4番に入れました。期待に応えてくれたね。勝(武田勝)の球数は少なかったんだけど、昨日がダル(ダルビッシュ)で明日が休みだから中継を使っておきたかった。チームが勝ったのが何よりだね。」

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