2010.05.22 SAT
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■広報レポート <勝利の女神>

ヒーローインタビューに応える武田勝選手

 黄色い声援がいつもよりも多いような気がしたのは、広報担当者の錯覚ではなかったようです。マウンド上の武田勝選手にも、その声はしっかりと届いていました。「確かに女性の方が多かったですよね」。なぜか?その理由を聞いた左腕は、少し照れ笑いを見せていました。

 今回の横浜との2連戦は、女性にスポットライトを当てる『乙女ナイト~ビューティースタジアム~』と銘打たれたシリーズ。その一戦で、武田勝選手が今季のベストピッチを披露しました。

 立ち上がりから2連続三振でスタート。直後に2連打で先制点を奪われましたが、2回以降は1安打で無失点と完ぺきな内容でした。粘りのピッチングを続けたことで打線も6回に勝ち越し点を奪って確実に援護。今季最長の8回を97球で乗り切り、3勝目を挙げました。

 まず、大きな武器となったのがチェンジアップでした。「抜けすぎもせず、引っかかりすぎもせず」と自己評価する変化球が右打者の外角低めに決まり、面白いようにゴロの山を築きました。「あのボールをピッチングの軸にできたのが大きかった」と振り返ります。

 そして、チェンジアップの以上の武器がスタンドからの声援だった様子です。「回を追うごとに大きな声援を送っていただけましたし、パワーになりました。そのおかげで長く投げられたのかもしれませんね」

 今回のシリーズ2日間で、6万人を超える方々にスタンドを埋めていただきました。(男性ファンのことも忘れてはいませんが)女性の一人ひとりが武田勝選手、そしてファイターズの“勝利の女神”となった一戦でした。

 セ・リーグ主催球場での4試合を戦うため、明日からチームは再び北海道を離れます。これまで通り一戦一戦、全力で戦っていきます。熱い戦いに注目してください。

■武田勝投手<8回、打者28、球数97、安打3、四球1、三振5、失点1、自責点1>

今季最長の8回を力投した武田勝選手

「野手のみんなが本当に大事な点を取ってくれたので、その思いをしっかりと受け取り、マウンド上で表現できたと思います。久しぶりにいいピッチングができました。」

■梨田語録

「勝(武田勝選手)が非常に良かった。開幕2戦目に「勝」とも劣らない安定感があった。初回に1点とられたけれど、野手もすぐ追いついてくれたしね。奨太(大野選手)の配球も良かったし、あわないところは二人で話しあって調整していけた。(乙女の祭典に集まったファンに勝利をプレゼント出来ましたねと聞かれ)賢介も8回のファインプレーで乙女たちの心をつかんだんじゃないかな。」

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