2010.06.02 WED
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■広報レポート <経験力>

 確実な経験値アップを感じさせるピッチング内容でした。先発マウンドに上がったのは、ルーキーの増井投手。立ち上がりを三者凡退で好発進すると、2回にはピンチを背負いながら広島打線に得点を許しませんでした。7回2死まで2安打の安定した投球を披露してくれました。

 広島の先発は、セ・リーグの防御率部門1位の前田健選手。成長著しい右腕との投げ合いにも臆することはありませんでした。「先に点をやらないことだけを考えてました。一人ひとりを全力で抑えるつもりで投げました」。最初からどんどん飛ばしていったのは、結果にも表れています。

 7回2死から四球と右前打で一、二塁となった場面で、広島は代打に切り札の前田智選手が送り込まれました。しかし、ファイターズベンチは増井選手を続投させています。梨田監督は「代えても良かったけど、0点に抑えているピッチャーだから」とキッパリ。結果的に適時打を浴びたとはいえ、首脳陣の信頼度も登板を追うごとに上昇している証拠だといえるでしょう。

 この3試合は、すべて6回以上を投げて1失点とクオリティスタートを決めています。力強いストレートに落差のあるフォークボールが大きな武器。ローテの一角として今後も期待できる存在です。

 攻撃陣では田中賢選手と糸井選手が3安打を記録。小谷野選手と高橋選手がしぶとい打撃で適時打を放ちました。延長12回の死闘は引き分けに終わりましたが、きっかけひとつで流れを呼び込めそうな戦いはできています。4日からは敵地での4連戦。一戦一戦を大事に戦っていきます。

■増井投手 <6回2/3、球数106、打者27、安打4、三振4、四球2、失点1、自責点1>

先発登板の増井選手

「相手がセ・リーグの防御率1位のピッチャーだったので、先に点をやらないことだけを考えていました。1人1人全力で抑えるつもりで投げました。今日の結果はその積み重ねだと思います。このまま勝てるようにベンチで応援します。」

■梨田語録

「きょうは勝ちたかったね。一番下にいるチームだからね。増井は良かったですね。ランナー残したけど、十分なピッチングだった。(代打・前田智選手の場面で)代えてもよかったんだけど、それまで0点に抑えているピッチャーだから。中継ぎは何人つぎ込んでも勝てばいいですけどね。追加点を取るよりも前に取られてしまうのがね。稲葉は本人も(スタメン出場は)大丈夫ということだったんだけど、明日休みということもあるし、明後日からどうかなと思っています。」

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